ジャズCDレビュー
ビッグバンド   アドマックス「カフェ・マキシマム」  
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  BIG BAND 1 / 2 / 3 / 4 / [5]

TRUMPET / TROMBONE / WOODWINDS / PIANO / GUITAR / ORGAN
VIBES / DRUMS / MISCELLANEOUS /COMBO / VOCAL

 
マーティ・ペイチ:踊り子 The Broadway Bit
The Modern Touch of Marty Paich

超売れっ子アレンジャー、マーティ・ペイチのビッグバンドによる1959年録音。西海岸の腕っこきを集めた、この顔ぶれで悪いわけねーだろ文句あっか的な一枚。タイトルにあるようにブロードウェイのヒット曲集だ。『カン・カン』『野郎どもと女たち』『オクラホマ』など有名どころからジャズ・スタンダードとして定着したあの曲この曲が選ばれている。
ペイチのアレンジはシャープでかっこいいのが身上。量産態勢ゆえの金太郎飴に陥ること少なく、気の利いた工夫をしのばせて聴き手を楽しませる。そしてつわものどもが夢の競演。岩に沁み入るソロの声。短めではあるけれどみんなが主役って感じで活躍の場が与えられているのだ。
ちなみにこれ、当カフェのオーナーの私物です。

Stu Williamson, Frank Beach, trumpets
George Roberts, Bob Enevoldsen, trombones
Vince DeRosa, flugelhorn
Art Pepper, alto sax
Bill Perkins, tenor sax
Jimmy Giuffre, baritone sax & clarinet
Victor Feldman, vibes
Marty Paich, piano & arrangements
Scott LaFaro, bass
Mel Lewis, drums

・Recorded in 1959

The Broadway Bit

2 in 1の輸入盤
The Modern Touch

 
1. It's All Right With Me
2. I've Grown Accustomed to Her Face
3. I've Never Been in Love Before
4. I Love Paris
5. Too Close for Comfort
  6. Younger Than Spring/ The Surrey With
  the Fringe on Top
7. If I Were a Bell
8. Lazy Afternoon
9. Just in Time
マーティ・ペイチ:お風呂 I Get a Boot Out of You
The Modern Touch of Marty Paich

これもオーナーの私物。こういうジャケットを素面(しらふ)でレジに持っていけるのはすごい(何に感心してんだか)。上記アルバムの翌月に録音されており、アート・ペッパー、ビル・パーキンスなどメンバーも多くが共通する。タイトルは“I Get a kick Out of You”のもじり。あなたを風呂場から追い出す(boot out)わよ、ってことらしいが…。
曲目はエリントンのレパートリーが多いのにお気づきだろう。オープニングは当時爆発的人気だった『モーニン』だし、こりゃ黒っぽいかなと思ったら、白かった。エリントン・ナンバーも複雑重厚な響きは避けられ、シャープで軽快な仕上がりだ。(6)のメドレーなどかっこいいのひと言。ソロに関してはアート・ペッパーの出番が多い気がするが、(7)のビル・フッドなど聴きどころは満載。マスターの好みからいうとラス・フリーマンのピアノが聴けるのが収穫かな。

 

Conte Candoli, Jack Sheldon, Al Porcino, trumpets
George Roberts, Bob Enevoldsen, trombones
Vince DeRosa, flugelhorn
Art Pepper, alto sax
Bill Perkins, tenor sax
Bill Hood, baritone sax
Victor Feldman, vibes
Russ Freeman, piano
Joe Mondragon, bass
Mel Lewis, drums

・Recorded in 1959

I Get a Boot Out of You

Linda Lawson with Marty Paich

 
1. Moanin'
2. It Don't Mean a Thing
3. No More
4. Love for Sale
  5. Violet for Your Furs
6. What Am I Here for/ Cottontale
7. Warm Valley
8. Things Ain't What They Used to Be

バディ・リッチ・ビッグバンド

Buddy Rich: Swingin' New Big Band

稀代の名ドラマー、バディ・リッチが1966年に結成したビッグバンドは、そのかっこよさで瞬く間に大人気バンドとなった。どちらかといえば伝統にしばられていた感のあった当時のビッグバンド界に新風を吹き込んだからだ。
ロックのリズムを採り入れ、シャープなアレンジと若者中心の勢いのある演奏でぐいぐい聴き手を惹きつけていく強力磁石のようなビッグバンド。親方の目を/耳を疑う超絶テクニックの魅力も大きく、今聴いてもフレッシュな感動を覚える。
このアルバムは結成直後の1966年の秋、ハリウッドのクラブで行われた怒濤のライヴを収めたもの。ビル・ホルマン、オリヴァー・ネルソンら名手のアレンジを得て、実に活きのいい演奏を展開する。かれらの主要レパートリーとなった『ウェストサイド・ストーリー・メドレー』(10分を超える!)もあり、聴き応えは充分だ。

 

Bobby Shew, Yoshito Murakami, trumpets
Jim Trimble, Dennis Good, trombones
Gene Quill, Jay Corre, woodwinds
John Bunch, piano
Barry Zweig, guitar
Carson Smith, bass
Buddy Rich, drums
and others

・Recorded in 1966 (Live)
Pacific Jazz/ Blue Note
7243 8 35232 2 1

Swingin' New Big Band

2大ドラマーの対決
Buddy Rich at the Top [DVD]

 
1. Ready Mix
2. Basically Blues
3. Critic's Choice
4. My Man's Gone Now
5. Uptight (Everything's Alright)
6. Sister Sadie
7. More Soul
8. West Side Story Medley
9. What'd I Say
  10. Hoe Down
11. Step Right Up
12. Apples [aka Gino]
13. Chicago
14. In a Mellow Tone
15. Never Will I Marry
16. Lament for Lester
17. Naptown Blues
バディ・リッチ・ビッグバンド Buddy Rich: Big Swing Face

これも同じハリウッドのクラブ“The Chez”で録音されたもの。1967年2月収録。翌月録音のスタジオ録音数曲が追加されている。前回録音で参加していたベテラン、カーソン・スミス、ジーン・クイルやジョン・バンチの姿はなく、平均年齢が下がったものと思われる。クイルに変わってアーニー・ワッツが参加した最初の録音だったような気もする。演奏は基本的には変わりない。むしろ上記アルバムよりまとまりがよく、どれか一枚といういう人にはこちらをお奨めする。
いきなりビートルズの『ノルウェーの材木』で始まり、ノリのいいソロが次々とあらわれていかにも若いモンが喜びそうなジャズ。古〜い『ビューグル・コール・ラグ』やこれも古いカントリー『メキシカリ・ローズ』もえらくフレッシュなアレンジで生まれ変わっており、知らなきゃ新しい曲だと思うかも。
ソロイストの腕前がこのバンドの課題だったのだけれど、ボビー・シューの輝くトランペット、ジェイ・コアのテクニカル&ソウルフルなテナーサックスなどかなり聴かせる。ソニー&シェールのメガヒット『ビート・ゴーズ・オン』はキャシー・リッチのヴォーカル入りで、このヘタかわいい歌が清涼剤。サポートする親爺リッチのドラムスがむちゃくちゃうまい!コアがみずから書いてソロもとる『ラメント』の美しさ、このあと重要な役割を果たすことになるドン・ピーストラップの斬新な曲作りなども聴きどころ。

 

Bobby Shew, Chuck Findley, trumpets
Jim Trimble, Ron Meyers, trombones
Ernie Watts, Jay Corre, woodwinds
Ray Starling, piano
Richard Resnicoff,guitar
James Gannon, bass
Buddy Rich, drums
and others

・Recorded in 1967 (Live)
Pacific Jazz/ Blue Note
7243 8 37989 2 6

Big Swing Face

Mercy, Mercy
Buddy Rich Sings Johnny Mercer

 
1. Norwegian Wood
2. Big Swing Face
3. Monitor Theme
4. Wack Wack
5. Love for Sale
6. Mexicali Nose
7. Willowcrest
8. The Beat Goes On
9. Bugle Call Rag
  10. Standing up in a Hammock
11. Chicago
12. Lament for Lester
13. Machine
14. Silver Threads Among the Blues
15. New Blues
16. Old Timey
17. Loose
18. Apples (aka Gino)
バディ・アンド・ソウル Buddy Rich Big Band: Buddy & Soul

1966年、低迷期といわれたビッグバンド業界に若造たちを率いてさっそうと登場したバディ・リッチ・ビッグバンド。単純明快単刀直入疾風怒濤快刀乱麻。誰にでもわかる音楽。リッチのパワフルでテクニック満開のドラムスに煽られて突っ走る迫力満点のビッグバンド。単純に痛快である。元気がよけりゃいいってもんじゃないだろ、なんて言ってるあなた、ヘヴィ・リスナーですな。たしかにソロを聴くと若造の弱点が丸出し。貫禄も風格もない。勢いにまかせて吹きまくり、けっこうはずしてくれる。メンバーがかなり入れ替わり、早くも衰退の兆しが見えている。
ドアーズが2曲入っていたり、選曲は相変わらず若向け。ドン・セベスキーの『ソウル・レディ』はロックっぽいギターソロがフィーチャーされている。続くマイク・マイニエリ作品もロックそのもの。伝統的4ビートの演奏はなく『グリーンスリーヴス』でさえドラムソロがビシビシ入る。ブラス・ロック華やかなりし時代ではあった。流行にドンピシャだったわけだが、それゆえに今聴くと少々つらい。
 

Nat Pavone, Oliver Mitchell, trumpets
Rick Stepton, Vince Diaz, trombones
Don Menza, Richie Cole, woodwinds
Herb Ellis, David Dana, guitars
David Lahm, piano & organ
Bob Magnusson, bass
Buddy Rich, drums
and others

・Recorded in 1969 (Live)
Pacifi Jazz
7243 5 23998 2 6

Buddy & Soul

サイモンとガーファンクルを
やったアルバムもある
Keep the Customer Satisfied
1973年のリッチ
Roar of 74

 
1. Soul Lady
2. St. Peterburg Race
3. Soul Kitchen
4. Wonderbag
5. Ruth
6. Love and Peace
7. Hello, I Love You
8. Comin' Home Baby
9. The Meaning of the Blues
  10. Greensleeves
11. Mexicali Rose
12. Buddy Buddy
13. Acid Truth
14. Parthenia
15. Street Kiddie
16. The Word
17. It's Crazy
 
  BIG BAND 1 / 2 / 3 / 4 / [5] TRUMPET / TROMBONE / WOODWINDS / PIANO / GUITAR / ORGAN
VIBES / DRUMS / MISCELLANEOUS /COMBO / VOCAL