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バディ・ガイ   アドマックス「カフェ・マキシマム」  
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バディ・ガイ

Buddy Guy: A Man and the Blues

バディ・ガイのヴァンガード時代最初のアルバム。半端にサイケデリックなジャケットが気になるが、中身は落ち着いたもの。クレイジーなガイを期待しないように。全曲スタジオ録音でガイのヴォーカルとギターが全面フィーチャーされている。
得意のスローブルーズ(4)や(7)が静かに聴けるのは、聴衆のざわめきがないスタジオ録音ならではだろう。イッちゃってないガイの味わい深いプレイが素晴らしい。すすり泣くギターも品があるんだな、意外と。
“Money”はビートルズが初期にカヴァーしてたやつ。ご機嫌なノリで聴かせてくれる。(5)は童謡の『メリーさんの羊』…ではなくて、ガイのオリジナルだった。それより“Just Playing My Axe”がストーンズの“Satisfaction”をうまくパクッていて面白い。

 

Buddy Guy, guitar & vocals
Wayne Bennett, rhythm guitar
Otis Spann, piano
Jack Meyers, bass
Lonny Taylor or Fred Below, drums
Donald Hankins, Aaron Corthen,
Bobby Fields, saxes

・Released in 1968

A Man and the Blues

ビートルズの「マネー」は
With the Beatles

 
  1. Man and the Blues
2. I Can't Quit the Blues
3. Money (That's What I Want)
4. One Room Country Shack
5. Mary Had a Little Lamb
  6. Just Playing My Axe
7. Sweet Little Angel
8. Worry, Worry
9. Jam on a Monday Morning

バデイ・ガイ

This is Buddy Guy!

バディ・ガイのカリフォルニア・ライヴ。聴衆を巻き込んでぐいぐい盛り上げていく楽しいステージが味わえる。まだまだ真正のブルーズをやっていた時代で、マスターの好みに合っている。
ペギー・リーの“Fever”やエディ・フロイドの“Knock on Wood”といったカヴァーが見事にバディ・ガイ流に料理されているのも聴きどころだ。スリルのあるギターフレーズと絶叫でテンションを高めていく。ホーンが少々荒っぽいのも面白い。こいつらわざとはずして聴衆の興奮を誘ってるんじゃないかな。
スロ−ブル−ズの(5)や(7)もテンションが高い。ガイでなきゃできないコテコテブルーズ。ロックバンドの連中もここまで濃厚なブルーズは真似できなかった。

 

Buddy Guy, guitar & vocals
Tim Kaihatsu, rhythm guitar
Jack Meyers, bass
Glenway McTeer, drums
Norman Spiller, George Alexander, trumpets
A. C. Reed, Bobby Fields, tenor saxes
Leslie Crawford, baritone sax

・Recorded in 1968 (Live)

This is Buddy Guy!

エディ・フロイドは
Knock on Wood

 
  1. I Got My Eyes on You
2. Things I Used to Do
3. (You Give Me) Fever
4. Knock on Wood
  5. I Had a Dream Last Night
6. 24 Hours of the Day
7. You Were Wong
8. I'm Not the Best
ホールド・ザット・プレーン Buddy Guy: Hold That Plane

1970年の録音。ジャズ畑からバリー・アルトシュルジュニア・マンス、ゲイリー・バーツが参加しているのでオイオイと思ったが、マンスはジミー・ウィザースプーンの伴奏をやったりしているのだった。しかし何故アルトシュル?ポール・ブレイとかラルフ・タウナーとかと共演してた人でしょ。
曲もいきなりハービー・ハンコックの“Watermelon Man”だ。どこがやねんというくらい雰囲気がちゃう。まあバディ・ガイなんだから驚くには値しないか…。ごきげんなインストナンバーに仕上がってることだけは保証する。(5)がいいかな。軽快にスウィングするバンドに支えられたノリのいいヴォーカルとギター・ソロが聴かれる。スローな(6)の長〜いソロも聴きものだ。マンスが気の利いた合いの手を入れている。アルバム全体のイメージが地味(ライヴみたいに大サービスしてない)なので今ひとつ人気がないようだが、おさえておきたい一枚だ。

 

Buddy Guy, guitar & vocals
Philip Guy, rhythm guitar
A. C. Reed, tenor sax
Gary Bartz, alto sax
Junior Mance, piano
Ernest Johnson or Bill Folwell, bass
Jesse Lewis or Barry Altschul, drums
and others

・Recorded in 1970

Hold That Plane

マンスはこちらも
この時代のゲイリー・バーツ

 
  1. Watermelon Man
2. Hold That Plane
3. I'm Ready
4. My Time After a While
  5. You Don't Love Me
6. Come See About Me
7. Hello San Francisco
エレクトリック・マッド

Muddy Waters: Electric Mud

マディ・ウォーターズ・ファン禁断のアルバム。発表された当時、ブルーズ・アルバムとしては記録的なセールスを記録したのだが、マスター旧知の自称「生粋のブルーズ親爺」はこれが大嫌いだ。いわく「こんなんマディじゃないっスよ、あぁた」。
わからなくもない。“Long Distance Call”の切ない名唱とこの騒がしさとのへだたりはむちゃくちゃ大きい。ギタリストどもがマディのイメージを壊している、とものたまう。そうかも知れない。
しかしマスターはこれが好きである。時代は「サイケデリック」大流行。当時サイケデリック書体をマスターしてポスターなんぞ作っていたことがある。文化祭にも出品したっけ。だからということもないが、ピート・コージーたちの走り回るサイケデリック・ギターがたまらない。ストーンズの『夜をぶっとばせ』なんて絶品だと思う。オリジナル重視のファンには冒涜だと言われそうなくらい原形をとどめていないが、そこが面白いのだ。マディのオリジナル曲もえらく印象が違うので、別の曲を聴いているような気がする。「真面目な」ファンはお怒りだろうが、やめられない。

 

MUddy Waters, vocals
Gene Barge, tenor sax
Phil Upchurch, guitar
Roland Faulkner, guitar
Pete Cosey, guitar
Charles Stepney, organ & arrangements
Louis Satterfield, bass
Morris Jennings, drums

・Recorded in 1968

Electric Mud

Can't be Satisfied [DVD]
Gunsmoke Blues [DVD]

なつかしいストーンズは
The London Years

 
  1. I Just Want to Make Love to You
2. (I'm Your) Hoochie Coochie Man
3. Let's Spend the Night Together
4. She's Alright
  5. Mannish Boy
6. Herbert Harper's Free Press News
7. Tom Cat
8. Same Thing
マディ・ウォーターズ

Muddy Waters: Hard Again

マディ・ウォーターズには息子たち(=かれの影響を受けた白人ブルーズ・ミュージシャンたち)と共演したアルバムがいくつかあるが、これはジョニー・ウィンターとの共演。プロデュースもウィンターである。
息子は一人だけでジェイムス・コットンやパイントップ・パーキンスが脇を固めているから、ブルームフィールドたちとのセッションよりはどっぷりした仕上がりだ。マディの声が若い頃より若干低く太くなっているのでそう感じるのかも知れない。貫禄のある素晴らしい歌声。マスターは若い頃のマディが好きなんだが、聴き始めるとつい最後までつき合ってしまう。やっぱりいい。
ジェイムス・コットンが大活躍する。パイントップの渋いソロも聴ける。ジョニーの早弾きギターも違和感なく溶け込んでいて、ときおりわくわくするようなフレーズを浮き立たせてくる。ただ妙な叫び声がうるさいと言えばうるさい。
曲はおなじみのものが中心だ。昔の録音のイメージをなぞったものもある。それが「またか」という印象にならないのがマディである。ちゃんと新鮮に生まれ変わっているのだ。

 

Muddy Waters, guitar & vocals
Johnny Winter, guitar
Bob Margolin, guitar
James Cotton, harmonica
Pine Top Perkins, piano
Charles Calmese, bass
Willie "Big Eyes" Smith, drums

・Released in 1977

Hard Again [Expanded]
ハード・アゲイン
Box Set (3CDs)

同時期の録音
ナッシン・バット・ザ・ブルーズ
他の息子たちと
Fathers and Sons

 
  1. Mannish Boy
2. Bus Driver
3. I Want to Be Loved
4. Jealous Hearted Man
5. I Can't Be Satisfied
  6. The Blues Had a Baby and They Named It
 Rock and Roll
7. Deep Down in Florida
8. Crosseyed Cat
9. Little Girl
マディ・ウォーターズ

Muddy Waters: His Best, 1947 to 1955

マディ・ウォーターズ聴いてみたい、という知人に奨めたのがこれと次の一枚。まずはチェス時代からと思ったわけ。で、一枚もののベスト盤もあるのに二枚ものにしたのは、これははずせないなぁと思う曲が多すぎたからだ。
実際第二次大戦後のマディの充実はめざましく、(1)(5)(7)(8)(12)(14)(18)など、どうしても聴いておいて欲しい代表作。前半にはサン・ハウスあたりの影響が濃厚なフォーク・ブルーズがある。リトル・ウォルターのハーモニカが入り、淡々としたプリミティヴな雰囲気の曲が続く。ビッグ・メイシオなんかもそうだが、いい相棒と組むと音楽が変わってくる。
後半にはオーティス・スパン、ジミー・ロジャースらの入ったセッションが収められている。バンド・ブルーズが生まれ、成熟していく時代の記録でもある。

 

Muddy Waters, guitar & vocals
with
Little Walter, harmonica
Otis Spann, piano
Jimmy Rodgers, guitar
Willie Dixon, bass
Elgin Evans, drums
and others

・Recorded in 1948 - 55

His Best, 1947 to 1955

一枚ものベスト盤
20th Century Masters

 
  1. I Can't Be Satisfied
2. I Feel Like Going Home
3. Train Fare Blues
4. Rollin' and Tumblin' Part 1
5. Rollin' Stone
6. Louisiana Blues
7. Long Distance Call
8. Honey Bee
9. She Moves Me
10. Still a Fool
  11. Standing Around Crying
12. Baby Please Don't Go
13. I Want You To Love Me
14. I'm Your Hoochie Coochie Man
15. I Just Want To Make You Love Me
16. I'm Ready
17. Young Fashioned Ways
18. Mannish Boy
19. Sugar Sweet
20. Trouble No More
マディ・ウォーターズ

Muddy Waters: His Best, 1956 to 1964

上記アルバムの続編。1950年代後半となるとチャック・ベリー、エルヴィス・プレスリーの時代に入っており、ロックンロールとの親近性が感じられる曲が多くなってくる。有名曲オンパレードで、さまざまにカヴァーされたものが目白押し。どれもこれもはずせない。
共演者も豪華だ。ウォルター・ホートン、ジェイムス・コットン、ウィリー・ディクソン、オーティス・スパン、ルーサー・タッカーなどなど。見事なオールスター・バンドである。かれらのソロがどれだけ演奏の魅力を高めていることか。

 

Muddy Waters, guitar & vocals
with
James Cotton, harmonica
Otis Spann, piano
Luther Tucker, guitar
Willie Dixon, bass
Willie Smith, drums
and others

・Recorded in 1956 - 64

♪ Got My Mojo Working

His Best, 1956 to 1964

ほかには
King of the Electric Blues

 
  1. All Abroard
2. Forty Days and Forty Nights
3. Just To Be With You
4. Don't Go No Farther
5. Diamonds At Your Feet
6. I Love the Life I Live, I Live the Life I Love
7. Rock Me
8. Got My Mojo Working
9. She's Nineteen Years Old
10. Close To You
  11. Walkin' Thru the Park
12. She's Into Something
13. I Feel So Good
14. You Shock Me
15. You Need Love
16. My Love Strikes Like Lightning
17. My Home Is In the Delta
18. Good Morning, Little School Girl
19. The Same Thing
20. You Can't Lose What You Ain't Never Had
 
ロニー・ジョンソン

おすすめ

Lonnie Johnson w. Elmer Snowden: Blues & Ballads

ライナーにこう書いてあった。このアルバムはブルーズアルバムとして企画されたのだが、ロニーは最初の“Haunted House”に続けて“Memories of You”を歌い出してしまった。ブルーズじゃない。テープは回り続けていたのでそのまま収録。結果的に“Blues & Ballads”ができあがったというのだ。
ライナーにはこんなことも書いてある。エルマー・スノウドンの経歴だ。かれはユービー・ブレイクとの共演からプロ活動をはじめ、その後エリントン、ベイシー、ファッツ・ウォーラー、ベッシー・スミスらジャズ界の超大物たちと共演してきたという。そんなすごい人だったとは。
ロニーがエレクトリックでエルマーがアコースティック。バトルではない。ウェンデル・マーシャルのウッドベースを加え、のほほんとしたギター・デュオを繰りひろげている。ときにロニー59歳、エルマー61歳。滋味あふれる語らい。

 

Lonnie Johnson, guitar and vocals
Elmer Snowden, guitar
Wendell Marshall, bass

・Recorded in 1960

Blues & Ballads

ロニーはこちらも
Blues by Lonnie Johnson
エルマーはこれも楽しい
Harlem Banjo

 
  1. Haunted House
2. Memories of You
3. Blues for Chris
4. I Found a Dream
5. St. Louis Blues
  6. I'll Get Along Somehow
7. Savoy Blues
8. Back Water Blues
9. Elmer's Blues
10. Jelly Roll Baker
 
Lonnie Johnson

おすすめ

Lonnie Johnson w. Elmer Snowden: Blues, Ballads, and Jumpin' Jazz

《第2集》となっているがほんとは蔵出し録音。上記アルバムと同日のセッションだ。発売されたのは1994年。二人ともすでにこの世の人ではなかった。
《第1集》と同じで何曲かロニーの歌が入り、あとはインストのみ。最初の曲がジャズの“Lester Leaps in”だし、比較するとこの《第2集》のほうが全体にジャズっぽい仕上がりだ。エルマーのギターワークも冴えている。それにこちらの盤は曲の合間の会話まで収録されているので、なごやかなセッションの様子がわかって楽しい。

 

Lonnie Johnson, guitar and vocals
Elmer Snowden, guitar
Wendell Marshall, bass

・Recorded in 1960

Blues, Ballads, and Jumpin' Jazz

この人も渋い
Harlem Street Singer

 
 

1. Lester Leaps in
2. Blue and All alone
3. On the Sunny Side of the Street
4.C-Jam Blues
5. New Orleans Blues

  6. Careless Love
7. Stormy Weather (take 1)
8. Stormy Weather (take 2)
9. I Ain't Gonna Give Nobody None
10. Birth of the Blues
 
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