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The
World's Most Beautiful Melodies, vol.1
Phillip McCann
《世界で最も美しい旋律》シリーズ第一作。素材はほとんどクラシックから採られており、その大半が歌曲ないしはオペラのアリア。つまり歌われるための旋律である。これはシリーズすべてに共通する。
主役はフィリップ・マッキャンのコルネット。温かく柔らかい音色で数々の美旋律を文字どおり〈歌って〉いく。ブラック・ダイクのソフトな伴奏に乗って奏でられるのびやかな歌。これはもう生理的快感である。
プッチーニやドヴォルザークのアリアがとくによい。ドラマチックな曲でもほどほどの感情表現に抑えているので、耳当たりよく仕上がっている。『カディスの娘』みたいな軽快な曲もあるので聴きながら眠ってしまうわけにはいかないが、リラックスしたひとときが過ごせるのは間違いない。
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Phillip McCann, cornet
Iain Robertson, organ (2,3,4,11 & 15)
Black Dyke Mills Band
Major Peter Parkes, conductor
・Recorded in 1984
Chandos CHAN 4501
The
World's Most Beautiful Melodies
続編は
More
of the World's Most Beautiful Melodies
The
World's Most Beautiful Melodies, vol.3
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1.
Dvorak: Song My Mother Taught Me
2. Bach-Gounod: Ave Maria
3. Brahms: Lullaby
4. Edward Purcell: Passing By
5. Puccini: One Fine Day
6. Tchaikovsky: None But the Lonely Heart
7. Dvorak: Rusalka's Song to the Moon
8. Puccini: None Shall Sleep |
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9. Delibes: Maids of Cadiz
10. Traditional: My Love is Like a Red Red Rose
11. Schubert: Du Bist die Ruh'
12. Debussy: The Girl with the Flaxen Hair
13. Puccini: O, My Beloved Father
14. Mozart: Non So Piu
15. Sullivan: The Lost Chord |
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Class
Brass: Fire Dance - Empire Brass
エムパイア・ブラスの名人芸がいやというほど味わえる。冗談抜きでほんとにいやになりまっせ(それなら推薦するなってか?)。とはいえこのかっこよさ。マスターは何曲かずつ選んで聴くようにしている。
ルネサンスのスザートからバーンスタインまで脈絡のない選曲。しかし違和感はない。曲を聴くより技やアレンジの面白さを聴いてしまうからだろう。実際かれらの超絶技巧にも驚くが、新鮮なアレンジがこのアルバムの大きい魅力だ。右のようなゲストミュージシャンを加えて通常の金管五重奏にはない音色の変化、リズムの処理を試みている。万華鏡のような仕上がりだ。
スカッとかっこいい(1)(11)、ミステリアスな(4)(6)、トランペット大活躍の美しい(5)、エイミスの耳を疑うチューバが聴ける(10)など、聴きどころありすぎの一枚。
さういへば平原綾香だかハラホロヒレハレだかが歌ってた『ジュピター』は(3)です。オーケストラの原曲からヒレハレがハラホロと歌ってた旋律だけを取り出して演奏している。それはそれは美しい仕上がり。
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<Empire Brass>
Rolf Smedvig, solo trumpet
Marc Reese, trumpet
Gregory Miller, horn
Mark Hetzler, trombone
Kenneth Amis, tuba
Steve Wilkes, drums
with
Richard Flanagan, percussion
John Sauer, keyboards
Steve Ide, guitar
Rick Tiven, violin
・Recorded in 1998
Telarc CD 80493
Class
Brass: Firedance
♪ Jupiter
Hymn
これも楽しい
Empire
Brass on Broadway
Eine
kleine Nachtmusik
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1. Ravel: Bolero
2. Beethoven: Turkish March
3. Holst: Jupiter (from the Planets) ♪
4. Moussorgsky: The Old Castle
5. Albinoni: Trumpet Concerto
6. Satie: Gnossienne No.2
7. Dvorak: Slavonic Dance No.1
8. Falla: Ritual Fire Dance
9. Prokofiev: Morning Dance
10. Mozart: Rondo alla Turca from Sonata in A
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11. Traditional: Two Celtic
Jigs
12. Mendez: Romanza
13. Dvorak: Slavonic Dance No.5
14. Susato: Rondo
15. Bartok: Bagpipe Music
16. Bartok: Bagpipes
17. Debussy When I Heard the Drums Playing
18. Dvorak: Slavonic Dance No.7
19. Bernstein: Presto Barbaro |
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The
Canadian Brass: All You Need Is Love
カナディアン・ブラスのビートルズ・アルバム。おっそろしくレパートリーの広い連中だから驚くには値しない、とはいうものの、ブラス5本だけでロックンロールできんの?それができるんだな。原曲のイメージを再現しようというこだわりがないから、アレンジが思いきり自由。オリジナルのイントロをつけてみたり、ビートルズの曲を素材にして新たに構築された音楽と考えたほうがいいだろう。熱心なビートルズ信者の方にはお聴かせしないのが得策かもしれない。
ブラバンや吹奏楽ファンのかたはアレンジものに慣れているだろうから、カナディアン・ブラスの大胆なデフォルメは刺激的で楽しいにちがいない。(3)や(8)なんて、ブラスでどうやるんだろうって思いません?
なるほどそうやったか、うまいっ!と思わず膝を打つたくみな処理の連続。ジャズ・アルバムを何枚も出しているかれららしく、ジャズっぽい感覚のアレンジも少なくない。即興的なスリルのあるフレーズが楽しめる。
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<Canadian Brass>
Ronald Romm, trumpet
Jens Lindemann, trumpet & piccolo trumpet
David Ohanian, French horn
Eugene Watts, trombone
Charles Daellenbach, tuba
・Recorded in 1997
BMG/RCA Victor
09026-68970-2
愛こそはすべて
ほかには
マジック・ホルン
アメージング・ブラス
Noel
with Guest Stars
Basin
Street
Champions
Bach:
Goldberg Variations
Ravel:
Bolero
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1. When I'm 64
2. Michelle
3. I Am the Warlus
4. Intro to "Penny Lane"
5. Penny Lane
6. Yesterday
7. Intro to "Come together"
8. Come Together
9. Intro to "She's Leaving Home" |
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10. She's Leaving Home
11. Intro to "With a Little Help from..."
12. With a Little Help from My Friends
13. Eleanor Rigby
14. You Never Give Me Your Money
15. I Wanna Hold Your Hand
16. Blackbird
17. All You Need is Love |
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British
Wind Band Classics
Holst & Vaughan Williams
英国のバンド名曲集。ホルストの『1組』と『2組』、ヴォーン=ウィリアムスの『民謡組曲』『トッカータ・マルツィアーレ』など定番ばかりの選曲だ。しかし普通でないところがある。『民謡組曲』が4楽章なのだ。第1曲『日曜日には17歳』の次にあの『海の歌』が出てくる。解説によるとこれが本来の姿なのだそうだ。慣れないとおやっと思うがこれはレイニッシュたちの功績だ。
フェネル盤が軽快闊達だとするとレイニッシュ盤は重厚堂々といったところ。悠々とした歩みと分厚い響きが魅力だ。人数は多いようだがアンサンブルは正確だし、そこそこ肩の力を抜いた余裕を感じさせる演奏だ。やり慣れた「おれたちの音楽」をやっているという感じ。民謡素材の曲はとくにそう思う。
ほかの曲では『ハマースミス』がいい。独特の雰囲気をもったシンフォニックな作品で、吹奏楽のための交響詩といったおもむき。いかにも『惑星』の作曲者らしいところといかにも英国音楽らしいところがあって楽しめる。
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Royal Northern College of Music Wind Orchestra
Timothy Reynish, conductor
・Recorded in 1998
Chandos CHAN 9697
British
Wind Band Classics
レイニッシュはこれも
German
Wind Band Classics
French
Wind Band Classics
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1. Holst: Suite No.1 in E-flat, op.28a
2. Holst: Suite No.2 in F, op.28b
3. Bach-Holst: Fugue a la Gigue
4. Holst: Marching Song, op.22-2
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5. Holst: Hammersmith, op.52
6. Vaughan Williams: Toccata Marziale
7. Vaughan Williams: Flourish for Wind Band
8. Vaughan Williams: Folk Song Suite |
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Horn
Quartets: Detmolder Hornquartett
ホルン4本のアンサンブル。ここは誰、わたしはどこ、みたいな作曲家ばかり。最初のホミリウスは19世紀の作曲家だが生没年不詳。モルターはバロック後期。ヴンデラーは19世紀後半の人でホルン四重奏団のメンバーだった。フランツ・シュトラウスはかのリヒャルト・シュトラウスの父親でホルンの名手。アルトーはフランス軍のホルン奏者だった経歴を持つ。リムスキー=コルサコフは有名だからいいとして、ボザは管楽器界の鬼才でさまざまな楽器のさまざまな編成の曲を書きまくった人。最後のヨウリッセンは当アンサンブルのメンバー。マスターと同年の生まれ(関係ないか)でコンセルトヘボウで吹いていたことがある。
それぞれ時代を感じさせる作風。天才の手になる傑作はない。が、楽しい。のどかな楽器が4本である。聴いていると田園にいるような気がしてくる。リムスキーの『夜想曲』の静謐さも大変魅力的だ。中にはひょうきんな曲もある。狩猟ホルンのイメージで作られた(3)は鉄砲の音がきこえる。パパ・シュトラウスもボザも狩りの描写の曲が混じる。ヨウリッセンの『愉快ないたずら』は題名どおり。ワルツなのだが、優雅な主旋律にふざけた合いの手が入ったりして笑わせる。
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-Detmolder Hornquartett
Joachim Baensch, Herman Jeurissen,
Juergen Haspelmann, Reinhard Philip Sievers
・Recorded in 1984
Musikproduktion Dabringhaus und Grimm
MDG 324 0324-2
Horn
Quartets
ホルン好きのために
Dauprat:
Grand sextet in C
The
Magic of the French Horn
超絶のホルン
叫びたくなるようなホルン超難曲集
こんなグループも
The
NFB Horn Quartet
American
Horn Quartet
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1. Homilius: Quartet
in B-flat major, op.38
2. Molter: Sinfonia in C major
3. Wunderer: Three Quartets
4. Franz Strauss: Three Quartets |
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5. Artot: Allegro No.11
6. Rimsky-Korsakov: Notturno
7. Bozza: Suite for 4 Horns in F
8. Jeurissen: Lustige Streiche |
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Daniel
Speer Trombone Consort
オランダのトロンボーンアンサンブル。グループ名のダニエル・シュペーアというのは17世紀ドイツの作曲家で、トロンボーンのみのアンサンブルのために曲を書いたごく初期の人物だそうだ。
そのシュペーア作品以外はすべて20世紀の曲が選ばれている。メンバーの一人ムーレンの(5)は16世紀イタリアの作者不詳の舞曲を編曲したもの。(7)(8)ももちろん編曲。ほかはオリジナルでルーストの『化学組曲』は当アンサンブルに献呈された作品。これは4つの部分からなり、それぞれ「シアン化カリウム」「グリセリン」「クロロフォルム」「エタノール」と名前がついている。いかにもトロンボーンが化学変化を起こしたような(?)不思議な曲。楽器の特性を活かしたさまざまな表現が試されている。ユーモラスに仕上がっているのがルーストらしいところ。
ほかの曲ではさすがにボザが素晴らしい。楽器がよくわかっているからこそこれほど演奏効果のある曲が書けるのだ。吹けるもんなら吹いてみろ、みたいなフレーズを混ぜてくるのもかれらしい。
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-Daniel Speer Trombone Consort
Gerard de Krom, alto & tenor trombone
Gert-Jan Rongen, tenor trombone
Hans Mooren, tenor trombone
Toine Weterings, bass trombone
with
Elma van den Dool, soprano (3)
・Recorded in 1990
DHM Records 5003.3
○入手困難かも知れないので
上記CD番号をご参考に
→同種の録音は
Trombone
Quartets
ブルックナーのエクアーレ入り
Bruckner:
Mass in E minor
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1. Bozza: 3 Pieces
for Trombone Quartet
2. Speer: Sonata in D
3. Kladnitsky: Diptych
4. Pederson: Spanish Waterwheel |
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5. Mooren: Italian Dances
6. Roost: Chemical Suite
7. Ravel: Pavane pour une infante defunte
8. Lennon & McCartney: Hey Jude |
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ピーターと狼/動物の謝肉祭
hr brass/ Koehler
ドイツのブラスバンド“hr brass”によるクラシック作品。『ピーターと狼』も『動物の謝肉祭』も、ともにドイツ語によるナレーション入り。ちなみに解説文もドイツ語のみ。
『ピーターと狼』は基本的にフルオーケストラ版をブラスバンドにそっくり置き換えたものと思われる。アレンジも演奏もうまくいっている。おなじみのストーリーが目の前に見えてくるような仕上がり。
『動物の謝肉祭』も同様だが、ナレーションが長いので演奏時間が44分を超えている。ナレーションなしのときの2倍以上の長さだ。新たなテキストが用いられ、サン=サーンスが各曲に施した「仕掛け」を解説しているらしい。「らしい」と書いたのはわたしのドイツ語力がとぼしいためで、ドイツ語のわかる人が聴いたら面白いだろうと思う。楽器の用法はこちらの曲の方がいろいろ工夫が見られる。11曲目の『ピアニストたち』はピアノがないため『ブラス奏者たち』になっている。あの『白鳥』をどの楽器がやっているかは聴いてのお楽しみ。バンドの腕前は抜群だし色彩的でとても楽しめる演奏だ。
1991年と1997年のディジタル録音。CAPRICCIO らしい明晰な録音によって、各楽器の質感まで捉えられている。
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hr brass
Konrad Beikircher, narrator
Lutz Koehler, conductor
・Recorded in 1991 & 97
Delta Music GmbH
CAPRICCIO 10 836
Peter
und der Wolf/Carneval der Tiere
バッハやヘンデルの作品
hr-brass
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1. プロコフィエフ:ピーターと狼
2. サン=サーンス:動物の謝肉祭 |
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Liberty
Fanfare
The Kirkintilloch Band/ Frank Renton
名門カーキンティロッホ・バンド(1890年創立)による名演集。ブラスバンドの華と呼びたいほどの見事な演奏、編曲が楽しめる。
ジョン・ウィリアムスの『リバティ・ファンファーレ』で華々しく幕を開け、モーツァルトの『魔笛』序曲、さらにスティービー・ワンダー、デイヴ・ブルーベックと続く。歌曲やミュージカルからの選曲もあるし、ジャンルを問わない多彩なラインナップ。ブラバンのコンサートを聴いているような感じだ。
指揮者レントンの編曲による『カルメン組曲』がメインディッシュ。切れ味のいいスカッとする演奏に魅せられる。それ以上に楽しめるのが『トルコ風ブルーロンド』だ。この特徴的なリズムをもつジャズナンバーをビッグバンドのノリで豪快にスウィングしていくのである。ジャズのビッグバンドよりはるかに人数が多いのだが、まったくもたれることがない。恐れ入りました。
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The kirkintilloch Band
Frank Renton, conductor
・Recorded in 1999
Doyen DOY CD 097
Liberty
Fanfare
参考盤:
Dave
Brubeck: Time Out
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1. Williams: Liberty Fanfare
2. Mozart: The Magic Flute Overture
3. Wonder: You Are The Sunshine of My Life
4. Brubeck: Blue Rond a la Turk
5. Friedemann: Slavonic Rhapsody No.2
6. Wood: A Brown Bird Singing
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7. Bizet: Carmen Suite
8. Faure: Apre un Reve
9. Fletcher: Heroic March
10. Bernstein: Tonight
11. Arnold: Independance Day |
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