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COMBO [1] / 2 TRUMPET / TROMBONE / WOODWINDS / PIANO / GUITAR / ORGAN
VIBES / DRUMS / MISCELLANEOUS / BIG BAND / VOCAL
 
バッド・プラス

The Bad Plus

ザ・バッド・プラス「本当の」デビュー盤。2000年の暮れにミネアポリスで録音されている。マニアでないと知らないかも知れないフレッシュ・サウンドというレーベルが出しているニュー・タレント・シリーズの一枚だった。
次項『ヴィスタス』に比べたらグループとしての完成度はいまいち。しかしかれらの音楽の特徴ははっきりあらわれている。十分に刺激的である。
最初の“Knowing You Knowing Me”はご存知ABBAのヒット曲。ベーシストのリード・アンダーソンがかれらの大ファンなのだそうだ。アイヴァーソンの美しいタッチのピアノで始まり、次第にアヴァンギャルドに変貌していく。次のスタンダード曲“Blue Moon”も意表をつくデフォルメ。ベース、ドラムスが積極的にピアノに対抗し、三者一体となったアグレッシヴな演奏を聴かせる。ロックファンはニルヴァーナの(5)が気になるだろう。これがじつにかっこよくて、当カフェのウェイターおすすめのトラックだ。
オリジナル曲もかれらのロック色が前面に出たものが多い。テクニシャン揃いなので迫力もけた外れ。熱い演奏だが湿気がなくてからっとしている。

 

Ethan Iverson, piano
Reid Anderson, bass
David King, drums

・Recorded in 2000

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The Bad Plus

♪ Blue Moon

アイヴァーソンのアルバム
The Minor Passions
Construction Zone
アンダーソンは
Abolish Bad Architecture
ニルヴァーナ
Nevermind

 
1. Knowing Me Knowing You
2. Blue Moon
3. 1972 Bronze Medalist
4. The Breakout
  5. Smells Like Teen Spirit
6. Labyrinth
7. Scurry
8. Love is the Answer
バッド・プラス

The Bad Plus: These are the Vistas

Fresh Soundへの録音が2000年12月。これはそれから2年ほど経ったメジャーへの録音だ。一般にはこれがデビュー録音と思われているらしい。
一言でいえばジャズとロックの融合。しかしたいていのジャズファンは度肝を抜かれるだろう。ジャズロックの古典“サイドワインダー”や“ジ・イン・クラウド”がおそろしく古びて聴こえるくらい、新しくてエネルギッシュな演奏だ。怒濤のようなという形容がぴったり。“サイドワインダー”がジャズ90%ロック10%だとすると、かれらはロック90%ジャズ10%である。それも「現代のロック
」が。ジャズドラマーの叩き出すビートとはまったく異質。これはジャズじゃねえよ、なんて言う人もありそうだが、これは高度な音楽である。大音量にごまかされないように。
伝統的なコードによるジャズではもちろんない。曲によってはフリーの要素が導入されている。ブロンディのカヴァー(9)でもチャーミングなあの旋律がフリーの大波の中に埋もれていく。ヘヴィメタそのままのパワフルでテクニカルなドラムスと切れ味抜群のピアノ(かなりの素養を感じさせる=クラシックをちゃんとやった人でないとこうは弾けないだろう)が火花を散らす。気を入れて聴いているとへとへとになる。
一本調子でがんがんやり続けるわけではない。ふっと音楽が静かになるとベーシストがセンスのいいラインを聴かせる。そして音数を減らしたときのピアノがまたかっこいいのである。

 

Ethan Iverson, piano
Reid Anderson, bass
David King, drums

・Recorded in 2002

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These are the Vistas
ヴィスタス

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ギヴ
東京公演の録音は
ブラント・オブジェクト

おすすめピアノトリオ
Jean-Michel Pilc Trio

 
1. Big Eater
2. Keep the Bugs Off Your Glass and the Bears
 Off Your Ass
3. Smells Like Teen Spirit
4. Everywhere You Turn
5. 1972 Bronze Medalist
  6. Guilty
7. Boo-Wah
8. Flim
9. Heart of Glass
10. Silence is the Question
ピラミッド

The Modern Jazz Quartet: Pyramid

30歳前後の知人に「MJQ」と言ったらマンハッタン・ジャズ・クインテットですねという返事がきてびっくり。ほんの数年前のことだ。モダン・ジャズ・クァルテットを知らないジャズファンはいないという時代に育った身としては驚きだった。
ご存知ない人のためにいうと、このグループはディジー・ガレスピーのバンドに在籍していた4人(ジョン・ルイス、ミルト・ジャクスン、パーシー・ヒース、ケニークラーク)が1951年に結成したもの(ドラマーはのちコニー・ケイに交代)。全員生粋のバッパーである。バップがハードバップに成熟していく過程で、ジャズの〈聴くための音楽〉への脱皮を図り、アドリブの洗練を推し進めていったのがかれらであり、ロリンズであり、マイルズだったのだ。
バッハに傾倒していたルイス(実質的リーダー)はクラシック音楽の語法や枠組みを導入するなどして表現の多様性を獲得していった。ジャズは騒がしいものと思っていたクラシックファンたちもかれらの音楽を受け容れ、上質な室内楽として評価したと伝えられる。クラシックファンがどこまで解っていたのか知らないが、むやみに速いテンポの演奏はしないし、音色の点でもバップのような刺激がない。
かれらの主要レパートリーの初録音、再録音が含まれるこのアルバムはグループとして最も円熟した時期のもの。表題曲はブルーズで、遅・速・遅のテンポ設定が曲名の由来だという。対位法的処理があったり、いかにもMJQらしい。(3)(4)(5)の軽快なスウィング、ミルト・ジャクソンの名技もよく味わおう。

 

John Lewis, piano
Milt Jackson, vibes
Percy Heath, bass
Connie Kay, drums

・Recorded in 1959 & 60

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Pyramid
ピラミッド

スウィングル・シンガーズとの共演
ヴァンドーム

 
1. Vendome
2. Pyramid
3. It Don't Mean a Thing
  4. Django
5. How High the Moon
6. Romaine
サマータイム

The Modern Jazz Quartet: Porgy and Bess

1966年のリリースだから38年でようやくCD化されたことになる。数あるMJQのアルバムの中でマスターがCD化を一番待ち望んでいたもの。かつてジャケット違いのヨーロッパ盤 (Philips)LPでよく聴いていたのだ。
とにかく美しい。1曲目の“Summertime”から比類のない美しさとけだるさに包み込まれる。バグスの繊細でイマジネーションゆたかなソロが素晴らしい。余韻を活かした、楽器の特性をよく理解した奏法。ジョン・ルイスもふだんとは違って変化のあるソロを聴かせる。あらかじめ書かれていたのではないかと思えるほど破綻がない。アップテンポの曲でもけだるさはつづく。バグスはテクニックをつくしてかなり走るが決してあっけらかんとした明るさにはならない。どこかメランコリックなのだ。リズム隊のせいだろうか。
曲はすべて『ポーギーとベス』からとられているわけで、まとまりがよいのは当然かも知れない。最初から最後まで同じ色に染めあげられた、完成度の高いトータルアルバムといった印象だ。人気がある一方で色々言われる人たちだけど、こんなこと、MJQでなければできない。

 

John Lewis, piano
Milt Jackson, vibes
Percy Heath, bass
Connie Kay, drums

・Recorded in 1964 & 65

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MJQ Plays "Porgy and Bess"

これ以外の“Porgy & Bess”
Miles Davis & Gil Evans
Ella & Louis
Peterson & Pass
Eddy Louiss

 
1. Summertime
2. Bess, You is My Woman Now
3. My Man's Gone Now
4. I Loves You, Porgy
  5. It Ain't Necessarily So
6. Oh Bess, Oh Where's My Bess?
7. There's a Boat Dat's Leavin' Soon for New York
ザ・シェリフ

The Modern Jazz Quartet: The Sheriff

モダン・ジャズ・クァルテット1964年のアルバム。タイトル曲『ザ・シェリフ』は爽快に駆け抜ける超アップテンポ。続く『イン・ア・クラウド』はラムゼイ・ルイスの『ジ・イン・クラウド』を連想させるが関係なし。ジョン・ルイスが書いた映画音楽をMJQヴァージョンにしたものだという。これも快速でかっこいい。
それより目を引くのはヴィラ=ロボスの『ブラジル風バッハ』だ。MJQとバッハは浅からぬ因縁(?)があるわけだが、ブラジル音楽とバッハとの融合を試みた作品をどう料理するのか興味がわく。選ばれたのはいちばん有名な『第5番』。ソプラノとチェロ・アンサンブルのための作品だ。これをMJQは拍子抜けするほど「そのまんま」やっている。ミルト・ジャクソンのソロが入るけれど、申し訳ていど。アレンジ版を聴いているような感じだ。ジャズとしてはもの足りないがたいへん美しい。
ブラジルと言えば(7)はルイス・ボンファの『黒いオルフェ』。MJQのボサノヴァもなかなかお洒落である。イントロが 『ブラジル風バッハ』と同じってのも面白い。

 

John Lewis, piano
Milt Jackson, vibes
Percy Heath, bass
Connie Kay, drums

・Recorded in 1964

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The Sheriff
ザ・シェリフ

アトランティック時代のMJQは
Lonely Woman
Blues on Bach
Fontessa
No Sun in Venice

 
1. The Sheriff
2. In a Crowd
3. Bachianas Brasileiras
4. Mean to Me
  5. Natural Affection
6. Donnie's Theme
7. Carnival
テディ・チャールズ

The Prestige Jazz Quartet
Teddy Charles and Mal Waldron

PJQという常設コンボがあったわけではない。テディ・チャールズとマル・ウォルドロンの顔合わせで、編成がMJQと同じってこと。まったくテイストのちがう人たちがやると、どんなことになるんだろう。
テディの“Take Three Parts Jazz”は名前どおり3つの部分で構成されている。ジョン・ルイスが書きそうな速・遅・速というクラシックふうの構成。テディのクールなヴァイブが軽やかに走り、ユニークなフレーズを聴かせる。マルは少々ひかえめな印象だ。“Meta-Waltz”はマルの作品。凝った作りのわりには面白くないが、ソロは快調。3曲目もマルの曲で、きれいなバラッド。訥々としたタッチながらイマジネーション豊かなピアノソロが満喫できる。最後はモンクの曲。曲が曲だけにソロも面白いものになっている。テディのソロがとくにいい。華々しさはないものの変化があり、クールなスウィング感が楽しい。
全体に地味な印象なのは、ひとつには曲のせい。キャッチーなものがないのだ。そしてテディとマルのソロ。使用音域がせまく、内省的な、沈潜していくイメージが強い。じっくり聴いてはじめて味わいのわかる演奏なのだ。

 

Teddy Charles, vibes
Mal Waldron, piano
Addison Farmer, bass
Jerry Segal, drums

・Recorded in 1957

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The Prestige Jazz Quartet

テディ・チャールズは
Teddy Charles Tentet
Evolution

 
1. Take Three Parts Jazz
2. Meta-Waltz
  3. Dear Elaine
4. Friday the 13th
ODJB

Original Dixieland Jazz Band: The 75th Anniversary

世界初のジャズレコード。それが1917年2月26日、ニューヨークで吹き込まれたオリジナル・ディキシーランド・ジャズバンド(ODJB)による(1)と(2)だった。ジャズにとっては記念すべき録音だが、否定的見解もある。ODJBが白人バンドだからだ。かれらの音楽は黒人のそれの真似でしかない。当時のレコード業界を牛耳っていたのは白人であり、それが理由で同じ白人であるかれらが〈世界初〉の名誉を手にしただけだというのである。
背景に差別があったのは間違いないだろう。だからといってこの録音に値打ちがないことにはならない。当時の黒人ミュージシャン、たとえば伝説のバディ・ボールデンは伝説しか遺さず、音の記録がない。しかし〈真似をした〉白人たちの演奏記録から当時の黒人たちの音楽を想像できるではないか。南部では白人たちも黒人たち同様ジャズに熱中していたし、西洋音楽の素養があったであろう白人たちのジャズは、ひょっとして黒人たちのジャズよりうまかったかも知れないではないか。
サッチモ登場以前のジャズは録音が少ないだけに貴重である。3本の管楽器が同時進行でアドリブを展開する賑やかな〈集合即興演奏〉だ。サッチモほど元旋律から大きく逸脱することはなく、即興は装飾音、合いの手の延長のように聴こえる。アドリブ重視とも言い切れず、アレンジがきちんと考えられた曲も少なくない。
曲目を見るとのちの時代のレコードで目にするおなじみの曲がすでにかれらのレパートリーに入っているのがわかる。しかも半数近くがメンバーの作品。後世への影響は小さくなかったのである。

 

Nick RaRocca, cornet
Eddie Edwards, trombone
Larry Shields, clarinet
Henry Ragas or Frank Signorelli, piano
Tony Spargo, drums
with
Benny Krueger, alto sax
Al Bernard, vocals
and others

・Recorded in 1917 - 1921

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The 75th Anniversary

二枚組もありま
Complete Original Dixieland Jazz Band

この時代の代表的白人バンドとして
かれらも重要な存在だった
New Orleans Rhythm Kings

 
1. Livery Stable Blues
2. Dixie Jazz Band One-Step
3. At the Jazz Band Ball
4. Ostrich Walk
5. Skeleton Jangle
6. Tiger Rag
7. Bluin' the Blues
8. Fidgety Feet
9. Sensation Rag
10. Mournin' Blues
11. Clarinet Marmalade Blues
12. Lazy Daddy
  13. Margie
14. Palesteena
15. Broadway Rose
16. Sweet Mama (Papa's Getting Mad)
17. Home Again Blues
18. Crazy Blues
19. Jazz Me Blues
20. St. Louis Blues
21. Royal Garden Blues
22. Dangerous Blues
23. Bow Wow Blues
スタッフ

Stuff

1976年リリース。スタッフはこれ一枚でフュージョン界の人気グループにのし上がった。40歳以上の音楽ファンでこのジャケットを見たことない人はまれだろうし、アルバム中の曲、とくにFM番組のテーマにもなった(2)を聴いたことのない人はいないだろう。え?大袈裟だろうって?大袈裟です。でもそれくらい一世を風靡したことだけは間違いない。
キング・カーティスのキングピンズでR&Bをやり、74年にリーダー作“Teasin'”で人気ギタリストとなったコーネル・デュプリーと、多くのフュージョン系ジャズメンと共演してきたリチャード・ティーがゴードン・エドワーズたちと満を持して結成したグループ。“Show your stuff”というと「腕前をみせろ」という意味だが、腕前に自信の連中ばかりが集まっている。しかし技巧的な魅力は前面に出さず、リラックスした曲と演奏に終始。アドリブも決して熱くならない。それが大人気の一方でまったく相手にしないリスナーがいた理由のひとつでもある。
軽いロックのリズムとしつこさのないR&Bのテイストが、ホーンがいないということもあって爽やかに響く。ベースラインなどかなり黒っぽいのだが。

 

Cornell Dupree, guitar
Eric Gale, guitar
Richard Tee, piano, electric piano, organ
Gordon Edwards, bass, percussion
Steve Gadd, drums, percussion
Chris Parker, drums, percussion

・Released in 1976

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スタッフ!!
2作目はこちら
モア・スタッフ

コーネル・デュプリーは
ティージン
リチャード・ティーは
リアル・タイム

 
1. Foots
2. My Sweetness
3. (Do You) Want Some of This
4. Lokking for the Juice
5. Reflections of Divine Love
  6. How Long Will It Last
7. Sun Song
8. Happy Farms
9. Dexie / Up On the Roof
 
  COMBO [1] / 2 TRUMPET / TROMBONE / WOODWINDS / PIANO / GUITAR / ORGAN
VIBES / DRUMS / MISCELLANEOUS / BIG BAND / VOCAL