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Elgar
& Walton: Cello Concertos
Yo-Yo Ma/London Symphony/Andre Previn
ウォルトンに関してはこれがベスト録音ではあるまいか。ウォルトンはプレヴィンの主要レパートリーであり、万全のサポートでマのソロを引き立てている。がっちりした構成、モダンな響き、テクニカルな面白さといった特徴が充分表現された名演だ。
エルガーでは若干スケールが小さくなるが、繊細なチェロがこの曲の持つ高貴さと寂寥感をみごとに表出している。聴いていて鳥肌が立つほどの美しさと哀しさ。エルガー晩年の心境なのだろうか。この曲に豪快さを求めると肩すかしをくらうことになるが、このメランコリーは何ものにも代え難い。ナヴァラ/バルビローリ盤と並ぶわたしの愛聴盤だ。
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Yo-Yo Ma, cello
London Symphony Orchestra
Andre Previn, conductor
・Released in 1985
CBS/Sony
MK 39541
Elgar
& Walton: Cello Concertos
エルガー&ウォルトン:チェロ協奏曲
エルガーの売れ筋
デュプレ:エルガー&ディーリアス
エルガー:作品集
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1. Elgar: Cello
Concerto in e minor, op.85
2. Walton: Cello concerto (1956) |
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Rodrigo:
Concierto de Aranjuez
The Romeros/ San Antonio Symphony/ Alessandro
〈スペインのギター貴族〉といわれたロメロ・ファミリー勢揃いのアルバム。父親セレドニオと三人の息子、セリン、ペペ、アンヘルからなる四人組だ。
本場ものを偏重するつもりはないが、やはり情緒的な面で明らかな違いが出てしまう。血の違いである。熱情も憂愁もこれぞスペイン。オーケストラはテキサスの町サン・アントニオの交響楽団。かのアラモの砦で知られる町だ。欧米エリート・オーケストラとは較ぶべくもない下手くそオケ。しかしかれらには明るさがある。照りつける太陽の明るさと、それ故の濃い影が。
若いアンヘルがソロをとる『アランフェス協奏曲』のフレッシュな感覚が心地よい。しかしそれ以上に素晴らしいのがギター4本の『アンダルシア協奏曲』だ。1967年、かれらの委嘱によって書かれ、当地サン・アントニオで初演されたもの。力強いボレロのリズムにのった情熱と哀愁がないまぜになったような第一楽章。管楽器のソロとギターの絡みが美しい第二楽章。そして第三楽章の爆発するようなリズムの饗宴。ロドリーゴは濃厚な南国情緒に適度な新しさをちりばめ、名手たちの腕前を充分に引き出す表情ゆたかな作品を提供したのである。
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The Romeros
(Celedonio, Celin, Pepe and Angel Romero)
San Antonio Symphony Orchestra
Victor Alessandro, conductor
・Recorded in 1967
Mercury Records
434 369-2
Rodrigo:
Concierto de Aranjuez
ほかには
イエペス:アランフェス協奏曲
村治佳織:アランフェス協奏曲
アンダルシア協奏曲再録音
ロメロ:アンダルシア協奏曲
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1. Rodrigo: Concierto
de Aranjuez
2. Rodrigo: Concierto Andaluz |
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3. Vivaldi: Guitar Concerto
in C major
4. Vivaldi: Guitar Concerto in G major |
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Ditters
von Dittersdorf: Concertos
Frantisek Posta/Lubomir Maly/Frantisek Vajnar
ディッタースドルフの『コントラバス協奏曲』、『ヴィオラ協奏曲』、『ヴィオラとコントラバスのための協奏交響曲(ダブルコンチェルト)』という地味な3曲の組み合わせ。『協奏交響曲』が4楽章、ほかは3楽章形式の典型的な古典派協奏曲だ。
最初の『コントラバス協奏曲』がぱっとしないのは曲のせいではないだろう。コントラバス奏者フランティシェク・ポシュタの演奏がおとなしく、推進力に欠けるためだ。ヴァイナルの指揮もゆったりしているので眠くなりそうな感じ。
二曲目の『協奏交響曲』は第1楽章にあの「かえるのうた」の旋律が使われている面白い曲。おなじ旋律はロカテッリの作品にも使われており、探せばまだあるかも知れない。「かえるのうた」が出てくるとはいっても曲じたいはまともで、がっちりした構成感と手際のよい展開が楽しめる。この曲にはほかにVirtuosi
di Praga盤があって、きびきびした素晴らしい演奏を聴かせる。ただ第1楽章にカットがある。
最後の『ヴィオラ協奏曲』はリュボミル・マリのソロ。曲もいいしソロに安定感があるので、3曲中もっとも聴き応えある演奏になっている。
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Frantisek Posta, double bass
Lubomir Maly, viola
Dvorak Chamber Orchestra
Frantisek Vainar
・Recorded in 1988 & 1989
Supraphon Records
Dittersdorf:
Concertos
コントラバス協奏曲集
Double
Bass Concerti
協奏交響曲の別録音
Stamitz/Dittersdorf/Haydn
ロカテッリの曲は
Locatelli's
Opus 4
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1. Concert No.1 in E flat Major for Double Bass and
Orchestra
2. Sinfonia Concertante for Viola, Double Bass and Orchestra
3. Concerto in F Major for Viola and Orchestra
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ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、ロマンス
ヨゼフ・スーク/チェコ・フィル/コンヴィチュニー他
協奏曲はスーク33歳の録音。バックはコンヴィチュニーとチェコフィルという、マニア泣かせの組み合わせだ。全体に悠々とした遅めのテンポ。コンヴィチュニーだから遅さ=スケールの大きさというふうにはならない。リラックスした自然体の音楽。何もしていないように聴こえるのに深い、というかれの特徴がよくあらわれている。
スークもあまりスケールの大きい演奏はしない人だ。技巧的パッセージもむやみに白熱させないため、落ち着いた印象になる。ただ後年の演奏と較べると若干情熱的に思える。かれらしい繊細さ、おだやかさはもちろんあるのだが、若さのためだろうか。
70年録音の『ロマンス』はスークの端正さが際立った演奏。このかわいらしい曲を無愛想にやったらアホだが、媚びたら下品になる。技巧的には易しくても演奏はけっこう難しいのである。スークの淡々としたアプローチは汚れを知らぬ乙女(そんなのいるかっ!)のような魅力をたたえている。スメターチェクが寄り添うようなサポートで清潔感のあるヴァイオリンを盛り立てていく。
附記)現在国内盤、輸入盤とも廉価盤で入手可能。左は1988年のCD初出時の姿。
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Josef Suk, violin
Czech Philharmonic Orchestra (1)
Franz Konwitschny, conductor (1)
Prague Symphony Orchestra
Vaclav Smetacek, conductor
・Recorded in 1962 (1) & 70
Supraphon Records
11 0628-2
Beethoven:
Concerto & Romances
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
スークのベートーヴェン
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全集
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1. ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 作品61
2. ベートーヴェン:ロマンス 第1番 ト長調 作品40
3. ベートーヴェン:ロマンス 第2番 ヘ長調 作品50 |
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Beethoven:
Piano Concertos Nos.4 & 5
Richter-Haazer/ Philharmonia Orchestra/ Kertesz
ドイツ系ピアニストが好きな人は、ハンス・リヒター=ハーザーの録音を見かけたら買っておいたほうがいい。必ずや満足するだろうから。そう言い切ってしまえるのはかれの録音が少ないからだ。残念なことに実力に見合うだけの録音に恵まれなかった名ピアニストなのだ。
晩年(1970年頃)に録音したブラームスの独奏曲集はいまだにCD化されていない。フィリップスのベートーヴェン・ソナタ集は廃盤。EMIには『ディアベリ変奏曲』のほかカラヤンとのブラームス、ケルテスとのモーツァルトがあったが入手困難。これは同じケルテスとのベートーヴェンである。
リヒター=ハーザーは技巧的安定においてケンプを上まわり、表現のなめらかさにおいてバックハウスを上まわるというのがわたしの見解。ステージを見たことはないが、眉間にしわを寄せたような演奏ではない。大げさな身振りや過度の緊張なしで音楽に深みを与えていくことのできるタイプ。
この協奏曲集では『第4番 ト長調』にその特質がよくあらわれている。タッチの美しさ、流れるような指さばき。さりげない表情づけ。この曲のロマンチックな側面が無理なく表現された名演奏である。
『第5番 変ホ長調』のほうはスケール感を強調しないすっきりした仕上がり。ケルテスの棒も「皇帝」という言葉にこだわっていないようで、引き締まった気連のない音楽を創りあげていく。いかにもケルテスらしいフレッシュなベートーヴェン。
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Hans Richter-Haaser, piano
Philharmonia Orchestra
Istvan Kertesz, conductor
・Released in 1961 & 62
Beethoven:
Piano Concertos
カラヤンとのブラームス
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
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1. Piano Concerto
No.4 in G Major, op.58
2. Piano Concerto No.5 in E-flat Major, op.73 "Emperor" |
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Tchaikovsky:
Piano Concerto No.1 & The Nutcracker
Emil Gilels/ Chicago Symphony/ Fritz Reiner
チャイコフスキーの『ピアノ協奏曲』はあまり聴かないのだが、たまに聴きたくなったときのためにこの一枚を持っている。いや、チャイコを聴くというよりライナーとギレリスのコンビを聴くというのが正直なところだ。〈鋼〉という形容が使われる音楽家同士の顔合わせ。極限のチャイコである。完璧に鳴り響く力強いピアノとがっぷり四つに組んだライナー&シカゴ。巨漢力士ではない、スピードと技を競う小兵力士のスリリングな戦いだ。無駄な動きは一切なし。相手の動きに敏感に反応しあいながらテンションの高い完成された音楽を創りあげていく。
ギレリスに少し遅れて〈西側〉に登場したリヒテルにも面白いチャイコがある。カラヤンと組んだ録音だ。暴れる大怪獣リヒテルに驚いたカラヤンがウルトラマンと化し、ふだんの沈着冷静を忘れてひたすら戦うのだ。胸のランプがピコピコするのもかまわず熱くなっている。音楽的には面白くないが。
もうひとつアルゲリッチとコンドラシンの演奏もけた外れ。わがまま放題のアルゲリッチと怒り狂うコンドラシンの肉弾相打つ壮絶な戦い。汗くさいチャイコ。下品である。…脱線してしまった。
『くるみ割り人形』抜粋がすばらしい。ライナーの舞曲のセンスが活かされた巧みな棒さばき。ライナーだから早いかと思うと大間違いで、ちゃんと踊れるのである。天才的なリズム処理、シーンの描き分けのうまさ。そして音色の美しさ。全曲をやっといてくれればよかったのに。
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Emil Gilels, piano
Chicago Symphony Orchestra
Fritz Reiner, conductor
・Recorded in 1955(1) & 1959
BMG Classics
09026-68530-2
Tchaikovsky:
Piano Concerto
ピアノ協奏曲&くるみ割り人形
リヒテル盤は
Richter:
Tchaikovsky
アルゲリッチ盤は
Argerich:
Tchaikovsky
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1. Piano Concerto
No.1 in B-flat minor, op.23
<The Nutcracker, op.71(excerpts)>
2. Overture
3. Christmas Tree Scene
4. March |
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5. Divertissement
6. Waltz of the Flowers
7. Pas de deux
8. Final Waltz
9. Apotheosis |
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ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
他
ヤーノシュ・シュタルケル/ロンドン交響楽団/アンタル・ドラティ
シュタルケルとドラティのコンビが遺した録音の中でもっとも優れたもののひとつ。
まずドヴォルザーク『チェロ協奏曲ロ短調』。1896年にロンドンで初演されたこの作品は、わかりやすくかっこよく美しいため人気が高い。輝かしいホルンや叙情的なフルートなどの彩りを添えてきびきびと進む音楽には晦渋さなど微塵もなく、円熟期のドヴォルザークらしい突き抜けたような明快さがある。聴き終えて爽快感が得られるのも人気の秘密だろう。
切れ味に関しては並ぶもののないシュタルケルとツボを押さえることにかけては天下一品のドラティ。この曲の親しみやすさ(悪く言えば俗っぽさ)を前面に出して聴き手を飽きさせない。作曲者が施したさまざまな工夫も手に取るようにわかる。初心者向け?そうかも知れない。これ以上わかりやすい演奏は聴いたことがない。
ブルッフの『コル・ニドライ』はユダヤ教の典礼の歌を用いた作品。原曲の旋律が独奏チェロでそのまま歌われる。シュタルケルの歌のうまさに魅せられる。くっきりした音色で震えるような繊細さをもって奏でられる祈りの歌。伴奏のオーケストラが宗教的幻想の世界を静かに紡いでいく。
チャイコフスキーの『ロココの主題による変奏曲』はチェリストが好んで採り上げる。それほど名曲とも思えないのだが、シュタルケルたちは変奏の描き分けが見事であざやかな印象をのこす。普通は演奏されないカデンツァ(第五変奏)が聴かれるのもシュタルケル盤だけだろう。
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Janos Starker, cello
London Symphony Orchestra
Antal Dorati, conductor
・Recorded in 1962 & 64 (3)
Mercury 432 001-2
Dvorak:
Cello Concerto
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
同じコンビで
Schumann/Lalo/Saint-Saens
メシアン:主の降誕
神々しいばかりの演奏
ピエール・フルニエ
熱演がお好きな方は
ジャクリーヌ・デュ・プレ
人気スターの録音
ヨー・ヨー・マ
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1. ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
ロ短調 作品104
2. ブルッフ:コル・ニドライ 作品47
3. チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 イ長調 作品33 |
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ブロッホ:シェロモ、ヴァイオリン協奏曲、ヘブライ組曲
アンドレ・ナヴァラ/ハイマン・ブレス
『シェロモ』は旧約にある古代イスラエルの王ソロモンを描いている。ソロモンの生涯を独奏チェロと管弦楽で表現したラプソディー。栄枯盛衰を絵に描いたような王なので音楽も起伏が大きい。東洋風の旋律をモチーフに表情をめまぐるしく変えるチェロ。それにからむ大オーケストラが劇的な緊張を高めていく。20世紀初頭の調性が失われていく時代に書かれたためか、叙情的部分でもドライな響き。
演奏しているのはアンドレ・ナヴァラとカレル・アンチェルという、今となっては夢のような顔合わせ。引き締まった演奏はさすがだ。
『ヴァイオリン協奏曲』と『ヘブライ組曲』はハイマン・ブレスがソリスト。現代音楽を主要レパートリーにしていたそうで、なるほどシャープな演奏だ。
円熟期に書かれた力作『協奏曲』には調性がない。ブレスは東洋的な雰囲気にこだわらず、特徴的リズムと表情の変化を鮮やかに描いていく。第二楽章のカンティレーナは緊張感をもって歌われ、終楽章で聴かせる超絶技巧も圧倒的迫力。
『ヘブライ組曲』はヴィオラ版が一般的。ブレスは民族色濃厚なこの曲を情熱的に仕上げている。たしかにヴァイオリンのほうが情熱的表現に向いている。テンポを動かしながら雄渾に歌いあげ、スケールが大きい。それでも粘っこくならないのがこの人の特徴だ。
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Andre Navarra, cello
Czech Philharmonic Orchestra
Karel Ancerl, conductor
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Hyman Bress, violin
Prague Symphony Orchestra
Jindrich Rohan, conductor
・Recorded in 1964 (1) & 66
Supraphon Records
SU 3169-2 011
Hebrew Suite, Schelomo, etc.
フルニエの「シェロモ」
ピエール・フルニエ
女性奏者がお好き?
オーフラ・ハーノイ
セレブリエールとグットマンで
Violin
Concerto & Baal Shem
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1. チェロと管弦楽のためのヘブライ狂詩曲「シェロモ」(1916)
2. ヴァイオリン協奏曲(1938)
3. ヘブライ組曲(ヴァイオリンと管弦楽のための) |
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20th
Century Flute Masterpieces
(Ibert/ Khatchatourian/ Jolivet)
ランパルがエラートに遺した20世紀作品を集成した2枚組。1枚目が協奏曲集で2枚目がソナタ集になっている。
イベール作品は20世紀のフルート協奏曲中の最高傑作といわれるもの。1934年、モイーズを独奏者に迎えて初演されている。難曲としても知られ、録音しているのはたいへんな名手ばかりだ。ランパルがやるとあまり難しそうに聴こえないかも知れないけど。イベールらしい粋な作風に名技性の追求による輝かしさとテンションの高さが加わり、素晴らしい協奏曲になっている。
ハチャトゥリアンの曲には伝説がある。ある日ランパルがハチャトゥリアンにこう言ったというのだ。「わたしはフルートのための曲はあらかた吹いてしまった。わたしに吹けない曲はない」それを聞いたハチャトゥリアンが「それならこれを吹いてみろ」と差し出したのがこの協奏曲だというのだ。もとはオイストラフのために書いた『ヴァイオリン協奏曲』で、それをフルート用に書き直したもの。おそろしく難しいが、ランパルはあっさり吹いてしまったという。困った人である。
当カフェのオーナーはランパルがこれを吹くのを聴いている。あのランパルが眼鏡をかけ、楽譜を凝視しながら大まじめに吹いていたそうである。
ちなみにこの曲の第一楽章には“アレグロ・コン・フェルメッツァ”と書いてある。“con fermezza”は“根気をもって”という意味だ。たしかによほどの根気がないと、技術だけでは吹ききれないだろう。
ジョリヴェは2005年に生誕100年を迎える。フルート協奏曲は二つあり、ここに収められている弦楽オケとのものは『第一番』と呼ばれる。短いがエネルギッシュな作品で、原始的なリズムと不協和音が交錯する。
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Jean-Pierre Rampal, flute
Robert Veyron-Lacroix, piano (CD 2)
Orchestre de l'association des Concerts Lamoureux (CD 1-1 & 3)
Orchestre national de l'O.R.T.F. (CD 1-2)
Louis de Froment, conductor (CD 1-1)
Jean Martinon, conductor (CD 1-2)
Andre Jolivet, conductor (CD 1-3)
・Recorded in 1969 - 1978
Erato Disques
2292-45839-2 (2CDs)
Flute
Masterpieces
ちょっと曲目が違うけど
近代フルート協奏曲集
最近の売れ筋は
Pahud:
Flute Concertos
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<CD 1>
1. Ibert: Flute Concerto (1934)
2. Khatchatourian: Flute Concerto (1940)
3. Jolivet: Flute Concerto (1949) |
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<CD 2>
1. Martinu: Flute Sonata (1945)
2. Hindemith: Flute Sonata (1936)
3. Prokofiev: Flute Sonata in D (1943)
4. Poulenc: Flute Sonata (1956) |
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