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20th
Century Flute Concerti
(Nielsen/ Honegger/ Ibert/ Poulenc)
20世紀に書かれたフルート協奏曲を4曲収録。RAM出身のジェニファー・スティントン1991年の録音で、ペンギン・ガイドで星三つを獲得している。
作曲家の顔ぶれを見ておやっと思った人も多いだろう。プーランクはフルート協奏曲を書いていないはずではないかと。じつはこれ、フルート・ソナタ(1956)に英国の作曲家レノックス・バークレーがオーケストレーションを施したもの。バークレーはプーランクの友人だったそうだ。原曲の粋なイメージをそこなわない巧みな管弦楽配置を行っており、たいへん魅力的なヴァージョンになっている。
力強さとパストラールなやすらぎを併せ持つニールセン(1926)、イングリッシュ・ホルン(コーラングレ)との組み合わせがのどかな響きを聴かせるオネゲル作品(1948)もいい。
そして20世紀最高のフルート協奏曲と呼ばれるイベール(1933)。モイーズに献呈されたこの曲は腕に覚えの笛吹きたちがこぞって採り上げるが、スティントンのアプローチはソフトなもので、技のすごさをあまり感じさせない。アンダンテ楽章の夢見るような美しさは男の奏者からは得られないものだ。
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Jennifer Stinton, flute
Geoffrey Browne, cor Angrais
Scottish Chamber Orchestra
Steuart Bedford, conductor
・Recorded in 1991
Regis Records
RRC 1126
20th
Century Flute Concerti
スティントンを聴く
Rodrigo:
Flute & Guitar Concertos
Barber
& Khachaturian
C.P.E.
Bach: Concertos
練習しなきゃダメですよ
朝練フルート
カラオケCD付フルートパフォーマンス
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1. Nielsen: Concerto
for Flute & Orchestra
2. Honegger: Concerto da Camera for Flute, Cor Anglais & String Orchestra
3. Ibert: Concerto for Flute & Orchestra
4. Poulenc: Flute Sonata, orchestrated Lennox Berkeley |
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Ditta
Bartok-Pasztory plays Bartok
Concerto for Two Pianos, Percussion and Orchestra
バルトークの妻ディッタ・バルトーク=パーストリによるバルトーク作品集。『二台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲(1940)』は『二台のピアノと打楽器のためのソナタ(1937)』を編曲したもの。1943年にカーネギーホールでライナーによって初演され、これがバルトークの最後の公開演奏となった(1945年没)。この録音のピアニストはディッタとエルゼベート・トゥシャという二人の女性。鋭さや凄味は期待できないものの、力ずくでない暖かみのある演奏だ。親しみやすい飽きのこないタイプといえる。
『ミクロコスモスからの七つの小品』もピアノ二台用。バルトークが『ミクロコスモス』153曲から7曲を選んで二台用に編曲したものだ。通常の全曲録音では省かれてしまうので、これを持っているとなんとなくうれしい(フフフ)。
『二台のピアノのための組曲』は管弦楽のための『組曲第二番』のピアノ版。これも珍しい(フフフ)。面白いのはオリジナルより〈新しく〉聴こえること。とくに和声面での斬新さが際立ってくる。
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Ditta Bartok-Pasztory, piano
with
Erzsebet Tusa, piano (1 & 3)
Maria Comensoli, piano (2)
Budapest Symphony Orchestra
Janos Sandor, conductor
・Recording dates unknown
Hungaroton HCD 31039
Ditta
Bartok-Pasztory plays Bartok
バルトーク夫妻の録音
Bartok
plays Bartok
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1. 二台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲
2. ミクロコスモスからの七つの小品
3. 二台のピアノのための組曲 |
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Bartok:
Viola Concerto, etc.
Nemeth/ Budapest Philharmonic/ Korodi
バルトークの遺作『ヴィオラ協奏曲』は未完のまま遺され、弟子シェルリイによって完成された。初演は委嘱者プリムローズとドラティ/ミネポリス響によって1949年12月に行われている。作曲者の死から4年もかかったのは、手稿がスケッチていどのものであり、通し番号のないシートが多かったため。だからバルトークの意図したとおりの作品に仕上がったという保証はない。そもそも作曲者自身、最終的な姿をイメージしていたかどうかもわからない。
にもかかわらずこの作品は傑作と呼ばれている。晩年の作風の特徴である知性と抒情の融合による深みのある表現。禁欲的な厳しさを示しながら感情を発露させる、あの絶妙のバルトーク世界が示されているからだ。
二つの『狂詩曲』はヴァイオリンとピアノによる版がおなじみ。ジプシー舞曲による親しみやすい作品だ。管弦楽伴奏版はさすがに色彩感がちがう。
管弦楽のための『4つの小品』は1912年に書かれ、1922年にオーケストレーションされている。前奏曲/スケルツォ/間奏曲/葬送行進曲という構成。このころヨーロッパ音楽界は新古典主義に向かっていたが、バルトーク作品にみなぎる緊張感と生命力はそれらの流れとは一線を画する。西欧ふう伝統的和声の湿り気を排した新しい響きがすでにあらわれているし、のちの傑作『弦チェレ』に通ずるものを感じ取る人もいるだろう。
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Denes Kovacs, violin (2,3)
Geza Nemeth, viola (4)
Budapest Philharmonic Orchestra (1,4)
Budapest Symphony Orchestra (2,3)
Miklos Erdelyi, conductor (1)
Janos Ferencsik, conductor (2,3)
Andras Korodi, conductor (4)
・Recording dates unknown
Hungaroton HCD 31050
Bartok:
Viola Concerto, etc.
小澤とクリストで
バルトーク:ヴィオラ協奏曲
カシュカシァンは
バルトーク:ヴィオラ協奏曲
シェルリイ作品も聴ける廉価盤
Viola
Concertos
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1. 管弦楽のための4つの小品
作品12
2. 狂詩曲 第1番(管弦楽伴奏版) |
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3. 狂詩曲 第2番(管弦楽伴奏版)
4. ヴィオラ協奏曲(遺作) |
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Andre
Jolivet: The Erato Recordings
Andre Navarra/ Maurice Andre/ Jean-Pierre Rampal,
etc.
2005年はアンドレ・ジョリヴェ生誕100年。何かあるだろうと思っていたら、年も明けないうちにエラートが4枚組を出してきた。既発表音源ばかりだが、顔ぶれが尋常でない。アンドレ・ナヴァラ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、モーリス・アンドレ、リリー・ラスキーヌ、マリ=クレール・ジャメ等々、超のつく一流ばかり。全19曲のうちに初演者による録音が多いのも特徴だ。
比較的初期のストラヴィンスキーの影響を示すものから晩年の抽象化され、洗練された作品まで、これだけでジョリヴェの全容がつかめるセットになっている。個々の作品ではジャズの影響を受けた『バスーン』協奏曲、原始性、民族性を採り入れた『儀式的舞曲』や神秘性を追求した独奏フルートのための作品にジョリヴェらしさがよくあらわれている。かれは現代音楽が理知的な冷たいものになっていくことに抵抗し、プリミティヴな音楽のもつ神秘性や熱狂を自作に盛り込んだのである。打楽器大活躍の作品が多いのもそれが理由だ。
協奏曲は超絶技巧を要求するものばかり。『ハープ協奏曲』でさえラスキーヌでなきゃ弾けなかっただろうと思われる難曲だ。そういえばジョリヴェの娘が面白いことを言っていた。『チェロ協奏曲第一番』の初演をまかされたナヴァラ、リハーサル中に「こいつはなんて難しいんだ!」とぼやいていたという。録音では危なっかしいところは全くない。それどころかこの録音はディスクグランプリを受賞している。エネルギッシュで堂々とした名演奏である。
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Andre Navarra, cello
Mstislav Rostropovich, cello
Maurice Andre, trumpet
Jean-Pierre Rampal, flute
Maurice Allard, basson
Lily Laskine, harpe
Jeanne Loriod, ondes martenot
Colette Herzog, soprano
Marie-Claire Jamet Quintet
Orchestre de l'Opera de Paris
Orchestre Jean-Francois Paillard
and others
・Recorded in 1966 - 68
Erato Disques
2564 61320-2 (4CDs)
ジョリヴェ:エラート録音集成
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〈CD 1〉
1. チェロ協奏曲第一番(1962)
2. チェロ協奏曲第二番(1966)
3. チェロのための協奏的組曲(1965)
4. ハープと室内管弦楽のための協奏曲(1952)
〈CD 2〉
5. トランペット、弦楽とピアノのための小協奏曲(トランペット協奏曲第一番)(1948)
6. トランペット協奏曲第二番(1954)
7. オンド・マルトノ協奏曲(1947)
8. トランペットと打楽器のためのエプタード(1972)
9. トランペットとオルガンのためのアリオーソ・バロッコ(1968)
〈CD 3〉
10. フルートと弦楽のための協奏曲(フルート協奏曲第一番)(1949)
11. フルートと打楽器のための協奏的組曲(フルート協奏曲第二番)(1965)
12. リノスの歌(弦楽伴奏版)(1944)
13. フルートソロのための五つの呪文(1936)
14. アルトフルートソロのための呪文(1937)
15. 独奏オーボエと木管五重奏のためのセレナード(1945)
〈CD 4〉
16. 五つの儀式的舞曲(1939)
17. バスーンと弦楽、ハープ、ピアノのための協奏曲(1954)
18. 典礼組曲(1942)
19. 秘密の詩(1944)
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Prokofiev:
Violin Concertos
Isaac Stern/ New York Philharmonic/ Mehta
アイザック・スターンというヴァイオリニストは苦手だ。とくにモーツァルトをやる時は。粘っこいのである。しかしその粘っこさが、新しい作品の時はプラスにはたらく。プロコフィエフもそう。軽い音質の奏者だと颯爽とした印象になる反面、音楽が薄っぺらに聴こえてしまう。スターンだとがっちりした音楽に聴こえる。もちろんかれの掌握力、表現力が優れていることの証しでもあるのだが。
『ヴァイオリン協奏曲 第1番』は1923年の初演。ソ連に戻る前の作品で、第二楽章のスケルツォ(ヴィヴァーチッシモ)がテクニカルな頂点をなす。華々しい作品だが美しい旋律もあり、親しみやすい。
『ヴァイオリン協奏曲 第2番』は祖国に復帰した直後に書かれている。ト短調となっているがハーモニーの工夫によってドライな印象が強い。典型的なプロコフィエフのスタイル。叙情的部分でさえドライである。技巧的な聴きどころも多く、深みもあり、名曲の誉れ高い作品。
この曲を有名にしたのはハイフェッツだった。かれの恐ろしく切れ味のいい演奏と較べるのは酷だろう。あっちは人間技ではない。でも、いや、だからスターンならしょっちゅう聴ける。オケもこちらのほうがうまい。
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Isaac Stern, violin
New York Philharmonic
Zubin Mehta, conductor
・Recorded in 1982
CBS/Sony
MK 42439
Prokofiev:
Violin Concertos
オーマンディとの共演
Prokofiev:
Violin Concertos
スターン協奏曲集
Stern
Collection: Concerto Recordings
ハイフェッツ盤は
シベリウス/プロコフィエフ/グラズノフ
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1. ヴァイオリン協奏曲 第1番
ニ長調 作品19(1917)
2. ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 作品63(1935) |
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Lars-Erik
Larsson: 12 Concertinos, op.45
Christian Lindberg, Anton Kontra, etc.
ラルス=エリク・ラーション(1908-86)は経歴を見るとベルクに学んだと書いてある。しかし作風はネオ・ロマンチシズムというべきもので、メランコリックな旋律を書かせたら天下一品。このコンチェルティーノ連作でも、ためしに第二楽章ばかり続けて聴いてみると(ほんとにやってみたんだけど)20世紀中ごろの作品とは思えないロマンチックな世界が広がる。形式的にも新古典主義でわかりやすい。
12種類の楽器のために書かれた12のコンチェルティーノ(小協奏曲)は1953年から57年にかけて集中的に作曲されたもの。独奏楽器がすべて異なるっていうのが、聴いていて楽しい。いずれも古典的な三楽章形式。長い曲でも15分に満たない。音楽の雰囲気はどれもベルクじゃなくてヒンデミットに近いかな。緩徐楽章は既述のようにロマンチックで美しく、急速楽章は切れ味のいい技巧を要求するリズムの明快な書きっぷり。独奏者にリンドベリ、コントラといった名手たちがいるのはそういう理由だろう。ほどほどの緊張感をもった、ほどほどに新しい音楽。
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Guinilla von Bahr, flute
Helen Jahren, oboe
Michel Lethiec, clarinet
Knut Sonstevold, bassoon
Soren Hermansson, horn
Urban Agnas, trumpet
Christian Lindberg, trombone
Anton Kontra, violin
Bengt Andersson, viola
Frans Helmerson, cello
Hakan Ehren, double bass
Hans Palsson, piano
Musica Vitae (string orchestra)
Stockholm Chamber Ensemble
and others
・Recorded in 1975 - 90
BIS CD-473/474 (2CDs)
Larsson:
12 Concertinos
これもおすすめ
Saxophone
Concerti
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1. Concertino for
Flute & Strings, op.45 No.1
2. Concertino for Oboe & Strings, op.45 No.2
3. Concertino for Clarinet & Strings, op.45 No.3
4. Concertino for Bassoon & Strings, op.45 No.4
5. Concertino for Horn & Strings, op.45 No.5
6. Concertino for Trumpet & Strings, op.45 No.6 |
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7. Concertino for Trombone
& Strings, op.45 No.7
8. Concertino for Violin & Strings, op.45 No.8
9. Concertino for Viola & Strings, op.45 No.9
10. Concertino for Cello & Strings, op.45 No.10
11. Concertino for Bass & Strings, op.45 No.11
12. Concertino for Piano & Strings, op.45 No.12 |
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