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DRUMS 1 / [2] TRUMPET / TROMBONE / WOODWINDS / PIANO / GUITAR / ORGAN
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チコ・ハミルトン

Chico Hamilton Quintet: The Original Ellington Suite

1958年8月22日録音。すべて未発表テイク。タイトルどおりエリントンのレパートリーでまとめられており、チコ・ハミルトンお得意の室内楽風ジャズである。
しかし大方の興味はエリック・ドルフィに集中するだろう。ハミルトンは同年12月にもドルフィを含む同一編成の録音“Gongs East”をのこしており、マルチリード奏者であるドルフィはお気に入りだったと思われる。いかにもウェストコーストらしい編曲に重点を置いた演奏で、さすがのドルフィもアンサンブルの雰囲気から逸脱することがない。のちのリーダー作のイメージからすれば別人のようだ。アルトを吹く(2)や(7)を聴くと、なんだ普通のパーカー派アルトイストじゃないかって感じ。ルーツはやはりバップにあったのだ。
ピアノレスでチェロを含む編成は“Out There”を思い出させずにはおかない。ただテイストはだいぶ異なり、ソフトでお洒落な音楽になっている。ジョン・ピサノのなめらかなギターが美しく、ガーシュマンのチェロも粋なところを聴かせる。
刺激的な演奏は一つもないので、あまりドルフィに期待すると肩すかし。ドルフィ、ピサノともなかなかいいソロをとっているけれども、アンサンブルを聴かせるアルバムだと思ったほうがいい。

 

Eric Dolphy, alto sax, flute & clarinet
Nathern Gershman, cello
John Pisano, guitar
Hal Gaylor, bass
Chico Hamilton, drums

・Recorded in 1958

The Original Ellington Suite
オリジナル・エリントン組曲

チコ・ハミルトンはほかに
Gongs East
Man from Two Worlds
ジム・ホールが参加
ブルー・サンズ
ラリー・コリエルが参加
The Dealer

 
1. In a Mellow Tone
2. In a Sentimental Mood
3. I'm Just a Lucky So and So
4. Just a-Sittin' and a-Rockin'
5. Everything But You
  6. Day Dream
7. I'm Beginning to See the Light
8. Azure
9. It Don't Mean a Thing
Stan Levey: This Time the Drum's on Me

名ドラマー、スタン・リーヴィ率いるセクステット。当時の売れっ子ばかりのコンボだが、今となってはフロントラインにデクスター・ゴードンが入っているのがウリだろう。同じレーベル(Bethlehem)にリーダー作を吹き込んで再起を果たしていた頃で、おなじみの男っぽい、どこか飄々としたソロが楽しめる。
コンテ・カンドリ、フランク・ロソリーノも快調。リラックスしながら名手ぶりを聴かせる。ルー・レヴィのピアノは持ち前のテクニックを抑えながらセンスのいいアプローチ。クールで知的な感じがする。スタン・リーヴィも同様にテクニックは控えめだ。
(5)がスタンダード、(4)がオッフェンバックの『ホフマン物語』から採られたもので、ほかはジャズ・オリジナル。モンク、マイルズ、ペティフォードらの作品に混じってゴードンのブルーズ(6)がユーモラスで楽しい。タイトルはリーダーのスタンを機関車に見たてたもの。作曲者ゴードンのご機嫌なソロがたっぷり。

 

Conte Candoli, trumpet
Frank Rosolino, trombone
Dexter Gordon, tenor sax
Lou Levy, piano
Leroy Vinnegar, bass
Stan Levey, drums

・Recorded in 1956

This Time the Drum's on Me

この時代のデクスター・ゴードン
Dexter Blows Hot & Cool
Daddy Plays the Horn
ダディ・プレイズ・ザ・ホーン

 
1. Diggin' for Diz
2. Ruby, My Dear
3. Tune-Up
4. La Chaloupee (From Tales of Hoffman)
  5. Day in and Day out
6. Stanley the Steamer
7. This Time the Drum's on Me
ヘヴィ・サウンズ Elvin Jones and Richard Davis: Heavy Sounds

エルヴィン・ジョーンズ&リチャード・デイヴィスというヘヴィな二人の顔合わせ。ベイシーバンドのフランク・フォスターを迎えた1967年録音で、ボブ・シンプソンによる優秀録音LPだった。
二人のうまさ、すごさが前面に出ているのはデュオで演奏される『サマータイム』だ。リチャードのアルコ(弓弾き)はすさまじいくらいの迫力。フリーの波をくぐり抜けたベーシストならではの自在さ、多彩さが発揮されている。エルヴィンのテクニック、重量感もただごとでない。
じつは圧巻はこの曲だけで、ほかは気楽に楽しめる演奏になっている。フォスターのオリジナル『ローンチー・リタ』はかれの65年のアルバムに入っていたもの。重厚なロックリズム(何じゃそれは?)に支えられて、ちょっとコルトレーンぽいテナーが豪快に歌っていく。かれの名曲『シャイニー・ストッキングス』はロリンズみたいなピアノレス・トリオ。こちらは軽快な仕上がりだ。名スタンダード『ヒアズ・ザット・レイニー・デイ』がどっぷりコテコテのバラッドになっているのも面白い。
エルヴィンがギターでイントロを奏でる(5)だけはどうも…。ま、オマケだと思えばいいか。

 

Frank Foster, tenor sax
Billy Greene, piano
Richard Davis, bass
Elvin Jones, drums & guitar(5)

・Recorded in 1967
Impulse AS-9160
314 547 959-2

Heavy Sounds
ヘヴィ・サウンズ

プッティン・イット・トゥゲザー
ジャズ・マシーン2
ラヴ&ピース

 
1. Raunchy Rita
2. Shiny Stockings
3. M. E.
  4. Summertime
5. Elvin's Guitar Blues
6. Here's That Rainy Day
トニー・ウィリアムス

The Tony Williams Lifetime: Emergency!

マイルズのクインテットで天才ドラマーの名をほしいままにしていたトニー・ウィリアムスが満を持して結成したバンド、トニー・ウィリアムス・ライフタイム。マスターもこの二枚組LPに飛びついたクチだった。なにせアルバムタイトルが『非常事態!』なんだし(笑)。しかしこのオルガン、ギター、ドラムスという編成には少なからず意表をつかれたものだ。ジミー・スミス・トリオとおんなじじゃないか!
音楽は予想どおりロック色の強いもので、ファンクの要素が採り込まれていた。マクラフリンのギターがすさまじい技巧で暴れまくり、ラリー・ヤングのどしゃ降りオルガンがフリージャズの雨を降らせる。しかし肝腎のトニーはどうだろう。テクニックのすごさは充分発揮しているが、マイルズのバンドで聴かせたセンスのよさはどこへ行った。下手な「歌」も効果がない。意欲が空回りした演奏がいくつもある。アルバムとして整理がついていないのはプロデュースのまずさでもある。
そんなわけで二枚を通して聴くほどの忍耐力はなく、 たまに(5)や(6)(7)を選んで聴いていた。この辺はスカッとしてかっこいい。少なくとも演奏は整理がついたものになっている。トニーがでしゃばらずマクラフリン、ヤングの熱い演奏を素直に楽しめる。35年経った今でもそれは変わらない。

 

Tony Williams, drums & Vocals
John McLaughlin, guitar
Larry Youg, organ

・Recorded in 1969

Emergency!
エマージェンシー!

ライフタイム時代はほかに
Ego
Turn It Over
それ以前
Spring
Life Time
それ以後
マーヴェラス
Wilderness

 
1. Emergency
2. Beyond Games
3. Where
4. Vashkar
  5. Via the Spectrum Road
6. Spectrum
7. Sangria for Three
8. Something Special
 
  DRUMS 1 / [2] TRUMPET / TROMBONE / WOODWINDS / PIANO / GUITAR / ORGAN
VIBES / MISCELLANEOUS / BIG BAND / COMBO / VOCAL