クラシックレビュー
オルガン曲   アドマックス「カフェ・マキシマム」  
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器楽曲

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early music / baroque / orchestral / concerto / chamber
theatrical / vocal works / contemporary / historical recordings / etc.
 

Duet for Organ
Bleicher/ Hospach-Martini

オルガン・デュエットによる小品集。かつてパーセルの『トランペット・ヴォランタリー』と呼ばれていたジェレマイア・クラークの『デンマーク王子の行進曲』など、編曲もいくつか含まれる。めずらしい曲が多いのは当カフェのセレクトなので避けられないってことで…。
ベートーヴェン作品は音楽時計用。時刻が来ると機械仕掛けで音楽が鳴るというもので、ハイドンにも同種の作品がある。シューベルト作品は初演が二人の奏者によるものだったという理由で採用。ウェズリーは大規模なオルガン・デュエットを書いている人だがこの小曲は知らない。同じ英国のスタンリーはヴォランタリーを30曲出版している。オルガンもしくはハープシコード用なのだそうだ。トランペット音栓を使用した晴れやかなこの曲でアルバムが締めくくられる。

Stefan Bleicher & Mario Hospach-Martini,
Orgel der Basilika Birnau am Bodensee

・Recorded in 1993
Orfeo International
C 341 941 A

Duet for Organ

Mozart for Organ Duet
Dialogue for Two Organs

 
1. Clarke: Prince of Denmark's March
2. Konstanz: 3 Dances
3. Marchand: Quator
4. Albrechtsberger: Prelude & Fugue in C major
5. Beethoven: Adagio for Floetenuhr
  6. Bachmann: Fuga VII
7. Mozart: Fantasia in F minor K.594
8. Wesley: Duet for Organ
9. Schubert: Fugue in E minor D.952
10. Stanley: Trumpet Voluntary
オルガンの歴史

Organ History: Reger & Karg-Elert Transcribers
Arturo Sacchetti

オルガン奏者としても知られる二人の作曲家、レーガーとカルク=エーレルトによるオルガン・トランスクリプション集。オルガン好きにも、これからオルガンを聴いてみようかという人にもお奨めのアルバムだ。
イチオシはバッハの『半音階的幻想曲とフーガ』(1)。もちろん原曲はチェンバロ。半音階を効果的に活かした傑作として名高い。これがオルガンで演奏されることによって厚みと迫力が増し、クロマチックな展開もさらに幻想的に迫ってくる。フーガ部分の構築性も明快さと重厚感をともなって見事に再現される。
同じバッハの『G線上のアリア』(4)も予想どおりオルガンにぴったり。シューベルトの歌曲『アヴェ・マリア』(5)はちょっと粘っこいか。ほかにリスト、ヴァグナー、ヴォルフの作品が採り上げられていて、原曲にない新たな魅力を放っているのに驚く。リストはピアノのための『水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ』、ヴォルフは『メーリケ詩集』の中の『祈り』なのでご参考までに。

 

Arturo Sacchetti, organ

・Recorded in 1988
Arts Music 47555-2

Reger & Karg-Elert Transcribers

 
1. Bach/Reger: Chromatic Fantasy and Fugue in D minor, BWV 903
2. Bach/Reger: Prelude and Fugue in B-flat minor, BWV 867
3. Liszt/Reger: Der Heilige Franziskus von Paula auf den Wogen schreitend
4. Bach/Karg-Elert: Aria from Suite BWV 1068
5. Schubert/Karg-Elert: Ave Maria
6. Wagner/Karg-Elert: Lohengrin-Vorspiel
7. Wagner/Karg-Elert: Tristan und Isolde-Vorspiel
8. Wolf/Karg-Elert: Gebet
オルガンの歴史

Organ History: German Classicism
Arturo Sacchetti

ドイツ古典派のオルガン作品集。バッハの息子たちやヴィーン三人衆が含まれる。バッハの息子たちはバロックじゃないのかとお思いか。かれらはハイドンと同世代であり、末っ子のクリスチャン・バッハはハイドンより若いんである。
面白いのはハイドンの『音楽時計のための音楽』。かれの作品目録に載っているのを見た人はいるだろうが、実際に演奏されているのはなかなか聴く機会がない。全部で32曲あるそうで、ここでは7曲が選ばれている。オルガンの多彩な音色を活かした演奏なので音楽時計を想像しながら聴くことができる。実に楽しい。こんな時計なら一つ欲しいもの。
モーツァルトの『自動オルガンのための小品』も珍品の部類。ベートーヴェンもほかで聴いたことがない。
聴き応えという点ではバッハの次男エマヌエルの『ソナタ ニ長調』がイチオシ。親爺より華やかで、いわゆるギャラント・スタイルというやつだろう。むしろアルブレヒツベルガーのほうがバッハに倣った荘厳さを感じさせる。
もうひとつ見逃せないのがリンクの『英国国歌による変奏曲』。あの“God Save the King”の旋律がこれでもかこれでもかと変奏されていく力作だ。変奏の面白さとオルガンの音色の多彩さをたっぷり味わうことができる。でもリンクって人、この作品しか演奏されないのは何故だろう。

 

Arturo Sacchetti, organ

・Recorded in 1985
Arts Music 47111-2

German Classicism

 
1. W. F. Bach: Fugue in G minor
2. Krebs: Fugue on the name of B-A-C-H
3. Krebs: Fantasy "A Gusto Italiano"
4. C. Ph. E. Bach: Sonata in D major
5. Kittel: Fugue in F major
6. Albrechtsberger: Prelude and Fugue in D major
7. Albrechtsberger: Prelude, Interludes and Cadenza
8. Haydn: 7 Pieces from "Floetenuhrstuecke"
9. J. C. Bach: Overture in B-flat major
10. Mozart: Organ Pieces for a Clockwise Device
11. Beethoven: 2 Pieces for Organ
12. Rinck: Variations on "God Save the King"
organ history

Organ History: German Romanticism
Arturo Sacchetti

前項アルバムの続編となる、ドイツロマン派のオルガン作品集。シューマン作品が珍しいと思うが、これはペダルピアノ用の曲だ。ペダルピアノというのはオルガンと同じように脚鍵盤のついたピアノ。シューマンはこのユニークな楽器のためにいくつか曲を遺したが、楽器のほうが消えてしまった。普及しなかったのである。そこでこのようにオルガンで演奏したりピアノ連弾で演奏することになったわけ。ただ曲として面白いものではない。『バッハの名による6つのフーガ』のほうが出来がいいのだが、ここでは採り上げられなかった。
メンデルスゾーンはロマン派の大物の中ではオルガン曲に積極的だった人物。晩年の作品『オルガンソナタ集 作品65』は6曲からなる。『第2番 ハ短調』は最後にフーガが現れ、メンデルスゾーンの熟達した対位法がよく分かる作品だ。
リスト作品は有名だからいいとして(名作です!)、かれの弟子ロイプケ(1834-58)が入ってるのがポイント。わずか24歳で没したため作品は少ないが、『ピアノソナタ 変ロ短調』とこの『オルガンソナタ ハ短調』の2曲で名を遺している。「詩篇94」を題材にしたもので、ソナタというよりオルガンによる交響詩と考えたほうがいい。起伏の大きいドラマチックな作品だ。

 

Arturo Sacchetti, organ

・Recorded in 1985
Arts Music 47112-2

German Romanticism

 
1. Mendelssohn: Sonata in C minor, Op.65 No.2
2. Schubert: Fugue in E minor, Op.posth.152
3. Liszt: Prelude & Fugue on the name BACH
4. Spohr: Sanctus, Sanctus Dominus
  5. Schumann: Four Sketches, Op.58
6. Czerny: Erhebung
7. Reubke: Grand Sonata "Psalm XCIV"
8. Brahms: Prelude & Fugue in G minor
グリニー

Virtuoso Organ Music from France
Ludger Mai

疲れてしまうのでなかなか聴かないアルバム。内容は素晴らしいのだが、とにかく迫力ありすぎ。マルシャン(1669-1732)、グリニー(1672-1703)、ヴィエルヌ(1870-1937)、デュプレ(1886-1971)、メシアン(1908-92)、ギロー(1930-)というオルガンのヴァーチュオーソだった作曲家たちの超絶技巧作品がずらっと並んでいるのだ。すべてフランス製。
ルイ・マルシャンはかのバッハとのオルガン競争を恐れて逃げ出したという伝説をもつ。ここには『オルガン曲集 第3巻』から『グラン・ディアローグ』が紹介されている。一方ニコラ・ド・グリニーのほうはバッハが手本にしたと言われている。この差はどこに?
20世紀最大のオルガニストとされるマルセル・デュプレは小品『めでたし海の星』のみ。しかし劇的でスケールは壮大。師匠ヴィドールに劣らない名手だったことが想像できるだろう。同じくヴィドールの弟子だったルイ・ヴィエルヌもたいへんな名手。有名な『オルガン交響曲』6曲を遺している。この『ウェストミンスターの鐘』は『幻想的小曲集』(右記)に含まれる人気曲だ。
メシアンの『献堂式のための唱句』はコンクール用課題曲だそうだ。1960年に書かれている。ジャン・ギロー作品はかれの即興演奏を書きとめたもの。迫力!!

 

Ludger Mai, organ

・Recorded in 1979
Christophorus Entree
CHE 0083-2

Virtuoso Organ Music from France

Virtuoso French Organ Music
Grigny: Organ Works
Dupre: Symphony in G minor
Vierne: Fantasy Pieces

 
1. Grigny: Pange Lingua
2. Grigny: Point d'Orgue sur les Grands Jeux
3. Dupre: Ave Maris Stella, Op.18
4. Messiaen: Verset pour la Fete de la Dedicace
  5. Marchand: Grand Dialogue in C major
6. Vierne: Carillon de Westminster
7. Guillou: Toccata
 
器楽曲 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / [7] / 8 / 9 / 10
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early music / baroque / orchestral / concerto / chamber
theatrical / vocal works / contemporary / historical recordings / etc.