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charlie parker   アドマックス「カフェ・マキシマム」  
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マッセイ・ホール



The Quintet: Jazz at Massey Hall

〔Owner's Review〕時は1953年5月。そこいらの偉いビバッパーを集めて録音された歴史的なライブ。え?だから聴いとけって?そうそう、ジャズ聴き始めたのにこいつをまだ聴いてないあなた。やばいでっせ。なにせホールの熱気が「ビバップ爛熟記念超一流ミュージシャン親善大祝賀典」のノリなのだ。何つったってディジーがパーカーに対抗心むき出しのソロで応酬するところがビバップ好きにはたまらない。最盛期を過ぎてはいるが快調に飛ばしているパーカーのバックで「ソッピーナッ(salt peanuts)!!」と叫んでいたと思ったら(うちでは娘が幼稚園時代この絶叫を真似したので「お宅はご自宅でどういう音楽をお聴かせか?」と聞かれる始末であった。そんなことはどうでもいーのですが)ディジーが自分のソロになると、こんなオルガスムスこの世に有るかの如く極上メロディックフレーズを繰り出すのだ。特に出だしの8小節はよーく覚えるように(なんで?)。トランペットを志す皆さんは、まずこういう美しいメロディをスラスラ吹くっつうところから始めなさい。ハイノートヒットの練習はそれから。パーカーはこの日手ぶらでやって来てグラフトン社のプラスティックアルト(学生用)を吹いた、とされている。「楽器」ではないのだねえ。「ウィー」でのパーカー→ディジー→パウエル(この日は酔っ払い)の怒濤のソロまわしは快感悶絶地獄だ。

Charlie Parker, alto sax
Dizzy Gillespie, trumpet
Bud Powell, piano
Charles Mingus, bass
Max Roach, drums

・Recorded in 1953 (Live)

Jazz at Massey Hall
ジャズ・アット・マッセイ・ホール

20ビット・コーディングもあるし
Jazz at Massey Hall
SACDもある
Jazz at Massey Hall (Hybr)

 
1. Perdido
2. Salt Peanuts
3. All the Things You Are
  4. Wee (Allen's Alley)
5. Hot House
6. A Night in Tunisia
ボストン1952

Charlie Parker, Boston 1952

チャーリー・パーカーのライヴ・セッションふたつ。いずれもボストン「ハイ・ハット」で収録されたもので、7曲が1952年、4曲が1954年のもの。1952年のライヴはメンバーがただごとでない。右の一覧を見ていただきたい。なんとツワーディク、ミンガス、ヘインズというリズムセクションだ。ジョー・ゴードンはブレイキーやシェリー・マンのコンボで活躍していた若手。35歳で亡くなったこともあり録音が少ないが、ガレスピーの影響を受けた名手だ。かれのテクニカルで輝かしいソロが聴けるのは大きな収穫。バードも快調だ。どの曲でも自在に飛翔するクリエイティブなソロが展開される。疾走する曲の爽快感はたまらない。いっぽう9分におよぶバラッド“Don't Blame Me”の美しいソロよ!ここではツワーディクもいわくいいがたいユニークさを発揮している。
1954年のセッションはメンバーが全くちがう。バードのソロも52年のものと比べると若干おとなしい。トランペットのハービー・ウィリアムスも控えめな演奏に終始する。バックがフロントを煽っていないためだろう。全体としてリラックスした印象に仕上がっている。

 

Charlie Parker, alto sax
Joe Gordon, trumpet
Dick Twardzik, piano
Charles Mingus, bass
Roy Haynes, drums
--------
Charlie Parker, alto sax
Herbie Williams, trumpet
Rollins Griffith, piano
Jimmy woode, bass
Marquis Foster, drums

・Recorded in 1952 & 1954 (Live)

Boston (1952)

ゴードンのリーダー作は
Lookin' Good!

 
- 1952 Session
1. Ornithology
2. Cool Blues
3. Groovin' High
4. Don't Blame Me
5. Scrapple from the Apple
6. Cheryl
7. Jumpin' with Symphony Sid
  - 1954 Session
8. Ornithology
9. Out of Nowhere
10. Cool Blues
11. Scrapple from the Apple
ミーツ・ザ・リズムセクション

Art Pepper Meets The Rhythm Section

1957年1月19日、目覚めたときのアート・ペッパーは、これから自分がマイルズのリズムセクションと録音を行うとは考えてもいなかったという。文字どおりの降ってわいた話。それまで2週間も楽器に触れておらず、メンテもしてなかったというのに。
突然呼び出されたペッパーに何の準備があるはずもなく、あたふたとスタジオへ。最初の曲“You'd be so Nice...”のリハーサルが終わってようやく落ち着きを取りもどすというありさま。その結果がご覧のとおりの「名盤」誕生である。いいのか、こんなことで。
ペッパーは「リズムセクションに刺激され」て「感じるがままに」演奏したと述べ、できばえに満足していたようだ。たしかにのびのびしているし、なめらかでエモーショナルなソロはさすがペッパー。ブランクを感じさせない。リズムセクションの3人も粋なソロを聴かせ、この他流試合を成功に導いている。

 

Art Pepper, alto sax
Red Garland, piano
Paul Chambers, bass
Philly Joe Jones, drums

・Recorded in 1957

Meets The Rhythm Section
Rhythm Section (20 Bit)
国内盤は
アート・ペッパー
XRCDも出ている
アート・ペッパー〈XRCD〉

 
1. You'd be so Nice to Come Home to
2. Red Pepper Blues
3. Imagination
4. Waltz Me Blues
5. Straight Life
  6. Jazz Me Blues
7. Tin Tin Deo
8. Star Eyes
9. Birks Works
アート・ペッパー

The Art Pepper Quartet

アート・ペッパー1956年の傑作アルバム。タンパ原盤でひと頃幻になっていたことがある。一番リクエストされた曲は“Besame Mucho”だが“I Surrender, Dear”こそこのアルバムの魅力が集約された名演だ。ペッパーのメロウな音色と美しく流れる独創的なフレーズがみごと。歌心あふれる一世一代の名ソロである。
ラス・フリーマンの参加も大きな収穫だ。かれらしいごつごつしたタッチがペッパーの美音と好対照をなし、ドライでクリエイティヴなソロを展開。顔ぶれだけ見れば上記“Meets the Rhythm Section”より弱いが、フィーリングという点でマスターはこちらを推す。フロマーのラフなプレイもいい。下手と言えば下手だが、妙にまとまってしまった演奏を聴いているよりよほどまし。

 

Art Pepper, alto sax
Russ Freeman, piano
Ben Tucker, bass
Grary Frommer, drums

・Recorded in 1956

The Art Pepper Quartet

チェット・ベイカーとの顔合わせ
The Route

 
1. Art's Opus
2. I Surrender, Dear
3. Diane
4. Pepper Pot
5. Besame Mucho
6. Blues at Twilight
  7. Val's Pal
8. Pepper Pot [Alternate take]
9. Blues at Twilight [Alternate take]
10. Val's Pal [Take 1]
11. Val's Pal [Take 4]
12. Val's Pal [Take 5]
アート・ペッパー The Return of Art Pepper

アラディン録音のコンピレーション。下記『モダン・アート』同様LPとはだいぶ様子がちがう。10曲がジャック・シェルダンの入ったクインテットで、5曲がヴァイブの巨匠レッド・ノーヴォが入ったもの(1957年録音)。
前者はシェルダンが意外に(?)好演でよろしい。ラス・フリーマン、リロイ・ヴィネガー、シェリー・マンという西海岸最強のリズム隊を得て、フロント二人が快調に飛ばしていく。ペッパーのメロウなアルトが軽やかに舞い、シェルダンが美しい音色でそれに応える。フリーマンのシンプルなソロが短いのが惜しいが、マンのサポートが粋だ。ブラシワークがとくに冴えている。
ヴァイブの入ったセッションはパーカーの『ヤードバード組曲』が面白い。もちろんパーカーにはまったく似ていない。ふわっと軽いお洒落な仕上がりだ。テナーを吹いた(13)はとくにどうということもない。それよりノーヴォが期待したほど活躍していないのが残念。ただモレロのうまさはさすがで、控えめながらもセンスのいいところを聴かせてくれる。
気がついたのはオリジナルの多さ。こうしてみるとペッパーはいい曲をたくさん書いているのであった。

 

Art Pepper, alto sax
Jack Sheldon, trumpet
Russ Freeman, piano
Leroy Vinnegar, bass
Shelly Manne, drums
--------
Art Pepper, alto & tenor saxes
Red Norvo, vibes
Gerald Wiggins, piano
Ben Tucker, bass
Joe Morello, drums

・Recorded in 1956 & 57

The Return of Art Pepper
リターン・オブ・アート・ペッパー

 

 
1. Pepper Returns
2. Broadway
3. You Go to My Head
4. Angel Wings
5. Funny Blues
6. Five More
7. Minority
8. Patricia
  9. Mambo de la Pinta
10. Walkin' Out Blues
11. Pepper Steak
12. You're Driving Me Crazy
13. Tenor Blooz
14. Yardbird Suite
15. Straight Life
モダン・アート

Art Pepper: Modern Art

LPは『ブルーズ・イン』で始まり『ブルーズ・アウト』で終わっていたので、どうにも違和感があっていけない。あれは全体の構成がよく考えられた素晴らしいアルバムだった。しかし演奏は極上だから我慢しよう。曲数も13に増えているし別テイクのできもいいから。
ベン・タッカーのベースと二人きりの『ブルーズ・イン』は何度聴いてもかっこいいと思う。ブルーズとはいえたいして黒っぽくはないのだが、もの思いに耽りながら歩いているような、思慮深い感じがいいのである。じつはこの演奏が序曲としてアルバム全体の色調を決定づけている。アップテンポの曲でさえどこかもの憂いのだ。
フリーマンのピアノも見事にそれに同調している。控えめなサポート、叙情的で落ち着いたソロ。上記タンパ盤とはアプローチが異なる。

 

Art Pepper, alto sax
Russ Freeman, piano
Carl Perkins, piano (11-13)
Ben Tucker, bass
Chuck Flores, drums

・Recorded in 1956 & 57

Art Pepper: Modern Art
モダン・アート

 
1. Blues In
2. Bewitched, Bothered and Bewildered
3. Stompin' at the Savoy
4. What Is This Thing Called Love?
5. Blues Out
6. When You're Smiling
7. Cool Bunny
  8. Diane's Dilemma
9. Diane's Dilemma [Alternate Take]
10. Summertime
11. Fascinating Rhythm [Alternate Take]
12. Begin the Beguine [Alternate Take]
13. Webb City [Alternate Take]
ルー・ドナルドソン Lou Donaldson: Blues Walk

ルー・ドナルドソン1958年のワンホーン・アルバム。『アリゲーター』以前のピュアなパーカー派アルトが聴ける。かの無人島アルバム“A Night at Birdland”で披露してみせたように、実はたいへんなアルト奏者なのである。
ここでも走ってみせたり歌ってみせたり、優れたインプロヴァイザーぶりを発揮している。走るといってもラドクリフではなくヌデレバの走り。力ずくの不細工な走りではなくて、無駄な力のないスマートな走りだ。粋である。
ラテン・パーカッションのレイ・バレットの扱いが興味深い。デイヴ・ベイリーと4バースをやらせたり、ベース・ソロをサポートさせたり、単なるリズムの味付けではない重要な役割を与えている。面白い試みだ。
 

Lou Donaldson, alto sax
Herman Foster, piano
Peck Morrison, bass
Dave Bailey, drums
Ray Barretto, conga

・Recorded in 1958

Blues Walk
ブルース・ウォーク

ご参考までに
Alligator Bogaloo

 
1. Blues Walk
2. Move
3. The Masquerade is Over
  4. Play Ray
5. Autumn Nocturne
6. Callin' All Cats
ゲッツ・アット・ストーリーヴィル Stan Getz at Storyville, Vol.1 & 2

スタン・ゲッツ初期を代表する名演ライヴ。破滅型天才らしく(?)好不調の波の激しい人だが、この日のゲッツは神が宿っている。神と言って悪ければ(?)鬼が取り憑いている。魅力的なフレーズがとめどなく湧き出してしまい、それを音にするのに必死になっているかのようだ。
かれはレスター・ヤングの奏法を継承した白人テナーマンの最初の成功者だろう。パワフルさはほどほどで響きもクール。だが音楽はホットだ。パーカーの革新を採り入れながらもメロディを歌うことを重視。創造性に満ちたフレージングと優れたリズム感覚でスリルのあるソロを展開していく。
ジミー・レイニーたちサイドメンもイマジネーション豊かなとびきりの演奏を聴かせてくれる。当時ほんの若造だったコティックの積極的プレイも聴きとれる。

 

Stan Getz, tenor sax
Jimmy Raney, guitar
Al Haig, piano
Teddy Kotick, bass
Tiny Kahn, drums

・Recorded in 1951 (Live)

Stan Getz at Storyville
ゲッツ・アット・ストーリーヴィル

同じ頃の名盤
プレイズ+1
オーナー強力お奨めの一枚は
People Time

 
1. Thou Swell
2. The Song is You
3. Mosquito Knees
4. Pennies from Heaven
5. Move
6. Parker 51
7. Hershey Bar
  8. Rubberneck
9. Signal
10. Everything Happens to Me
11. Jumpin' with Symphony Sid
12. Yesterdays
13. Budo
ゲッツとJJ

マスターのおすすめ

Stan Getz and J.J. Johnson at the Opera House

CD化されてはじめて判ったのがLPのいい加減さ。同一ジャケットでステレオ盤とモノラル盤が出ていて、演奏は別物だったなんて…。オーディオのステレオ化が進んでいなかった頃、同一録音のステレオ盤とモノラル盤が同時に売られていたことがある。このアルバムはその常識を無視していたのだ。消費者は何も知らずに別物を買わされていた。マスターが持っていたのは音像定位の悪いステレオ盤のほうだった。
ここには(罪ほろぼしか)その別物が両方とも収められている。前半4トラックがシカゴでのライヴでステレオ録音、残る6トラックがロサンゼルスで収録されたライヴでモノラル録音である。比較すると後者の方が集中力があってできがいい気がするが、録音の安定感の差かも知れない。
ボサノバ・ゲッツしか知らない人はぶっ飛ぶだろう。怒濤のソロである。超人J. J. ジョンソンとがっぷり四つに組んでエネルギッシュに燃え上がる。在庫を並べてみせるだけの奏者には真似できないスリル。今生まれたばかりのフレーズだからこそ聴き手をわくわくさせるのだ。(9)のバラッド演奏でもそれは変わらない。
J. J. のうまさは今さら言うまでもないが、恐ろしい集中力とテクニックで発想の泉みたいなソロを繰り広げる。かれにとっても代表盤である。

 

Stan Getz, tenor sax
J.J. Johnson, trombone
Oscar Peterson, piano
Herb Ellis, guitar
Ray Brown, bass
Connie Kay, drums

・Recorded in 1957 (Live)

At the Opera House
ゲッツ・アンド・J.J.

 
1. Billie's Bounce
2. My Funny Valentine
3. Crazy Rhythm
4. Blues in the Closet
5. Billie's Bounce
  6. My Funny Valentine
7. Crazy Rhythm
8. Yesterdays
9. It Never Entered My Mind
10. Blues in the Closet
ベン・ウェブスター

The Ben Webster Quintet: Soulville

いかにもヴァーヴらしい(というかノーマン・グランツらしい)大物同士のゼ−タク顔合わせセッション。ベン・ウェブスターとオスカー・ピーターソン・トリオに名ドラマー、スタン・リーヴィを加えた豪華なクインテットだ。
ベン・ウェブスター(1909-73)は古いタイプの男である。豪快で心やさしく、大胆で涙もろい。逢ったことはないが、ヴィブラートを効かせた太い音色、こまやかな情を感じさせるバラッドを聴いているとそう感じる。
コールマン・ホーキンス(1904-69)の後塵を拝した感もあるが、かれにはかれの個性がある。ホークが超人的だとするとベンは普通の男。親しみやすく分かりやすい音楽で聴き手をリラックスさせてくれる。冬場に聴くと暖まりますよ、ほんと。
ピーターソンたちも控えめにベンを盛り立てている。とくにピーターソンはずいぶんすっきりしたソロをとっている。有名な(4)もソフトなスウィングでいいが、(1)や(2)のアーシーなタッチが心地よい。
CD化で追加された3トラックはベンがピアノを弾いているもの。かれはテナーに転向する以前はピアニストだった。リーヴィのドラムスだけを従えてご機嫌にスウィングするブギウギピアノ。『ピカルディのバラ』をやってくれちゃったりなんかして!

 

Ben Webster, tenor sax & piano (8-10)
Oscar Peterson, piano
Herb Ellis, guitar
Ray Brown, bass
Stan Levey, drums

・Recorded in 1957

Soulville
ソウルヴィル+3

ピーターソンとの共演はほかにも
Meets Oscar Peterson

ピーターソンはテイタム派のピアニスト。
そのテイタムと共演したアルバムもある。

テイタム+ウェブスター

 
1. Soulville
2. Late Date
3. Time on My Hands
4. Lover Come Back to Me
5. Where Are You
  6. Makin' Whoopee
7. Ill Wind
8. Who
9. Boogie-Woogie
10. Roses of Picardy
 
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