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Fete
a la Francaise シャルル・デュトワによるフレンチコンサート。モントリオール交響楽団との黄金時代の録音だ。曲目も有名どころが多く、トマとサン=サーンス、イベール以外はおなじみだろう。 |
Orchestre Symphonique de Montreal |
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| 1. シャブリエ:楽しい行進曲 2. デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」 3. シャブリエ:狂詩曲「スペイン」 4. サティ/ドビュッシー:ジムノペディ 第1番 5. サティ/ドビュッシー:ジムノペディ 第3番 |
6. サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」 より‘バッカナール’ 6. ビゼー:小組曲「子供の遊び」 7. トマ:歌劇「レーモン」序曲 8. イベール:ディヴェルティメント |
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Franz
Waxman: Goyana, Carmen Fantasie, etc. Barcelona National Orchestra/ Foster フランツ・ワックスマンは1906年12月24日、ドイツ(現ポーランド領シレジア)に生まれた。本名はFranz Wachsmannと綴る。多彩な音楽家だったが、一般にはハリウッド映画の作曲家として知られている。ワックスマンはクラシックの作品も書き、指揮者としても活動していた。当アルバムの指揮者ローレンス・フォスターは若い頃ワックスマンに教えを受けており、これは師をしのんでの録音である。 いろいろな作品があって楽しいが、笑えるのが『蛍の光変奏曲』(6)だ。ハイフェッツは自宅で室内楽を楽しむ習慣があったといい、その友人たちの集まりのためにワックスマンが提供したのがこの曲。それがただの変奏曲ではなく、もし『蛍の光』の作曲者がモーツァルト、ベートーヴェン、バッハ、ショスタコーヴィッチ、プロコフィエフだったら、という設定で書かれている。『アイネ・クライネ』になっちまった『蛍の光』が第一変奏、第二変奏は『月光協奏曲』と題されている。第三変奏は無伴奏『シャコンヌ』との巧みな合体。そして最終変奏は『ショスタコフィエフへのオマージュ』ときた。あのハイフェッツが、内輪の楽しみとはいえ、こんな愉快な曲をやっていたなんて…。 『カルメン幻想曲』(8)はもちろんビゼーが原曲で、これもハイフェッツの主要レパートリーだったもの。ここではトランペット版が演奏されている(この版はナカリャコフも録音していた)。『ルーマニア狂詩曲』(7)はエネスクの作品をもとにしたヴァイオリンのためのショーピース。このあたりは気楽に聴けるのだが、ワックスマンの純粋オリジナルはだいぶ趣がちがう。ゴヤの絵に触発された『ゴヤーナ』(1)やティンパニをともなう『シンフォニエッタ』(3)などは緊張感のあるモダンな作品で、ワックスマンがクラシックの作曲家としても優れた資質をもっていたことがわかる。 |
Mark Kaplan, violin ハイフェッツなど |
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1. Goyana: Four Sketches for Piano, Percussion and String Orchestra (1960) |
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Arthur
Honegger: Symphonies, etc. Czech Philharmonic Orchestra/ Baudo アルチュール・オネゲル(1892.3.10-1955.11.27)はフランス生まれのスイス人。フランス六人組のひとりだが、かれが一番フランスっぽくないのはそのせいかも知れない。ドビュッシーのような反ドイツ精神がないどころか、かれの作品は多分にドイツっぽいのである。構築性、重層する和声、論理的展開、そしてずしりとした聴き応えがかれの作品の特徴だ。 『交響曲 第1番』はボストン交響楽団創立50周年委嘱作品。セルゲイ・クーセヴィツキーに献呈されている。作曲家38歳のときの作品であり、すでに円熟の作風が確立されている。調性のくびきから解き放たれたモダンな味わいが楽しめる。 『交響曲 第2番』は弦楽のための交響曲。最終楽章にトランペットを加えてもよいことになっている。地味で悲痛さを感じさせるため、ナチス占領下のフランスの苦悩を描いものと解釈されている。 『交響曲 第3番』は『典礼風』と呼ばれ、各楽章は「怒りの日」「深き淵よりわれ汝を呼ぶ」「われらに平和を」と名づけられている。厳粛な面持ちの作品であり、これも戦争の影を感じる。5つの交響曲の中でもっとも演奏された曲だろう。 『交響曲 第4番“バーゼルの喜び”』は新古典主義の作品。バーゼル室内管弦楽団創立20周年を記念して書かれたもので、さすがに楽しさとわかりやすさが際立つ。 『交響曲 第5番』は今では『典礼風』より人気があるかも知れない。三つの楽章のすべてがレ(=D)の音で終わっているため『トレ・レ』あるいは『三つのレ』と呼ばれる。追悼曲として書かれたため悲しく厳粛な気分に支配されているが、意欲的で力に満ちた名作交響曲である。 オマケとして3曲ある『交響的運動』のうち第1番『パシフィック231』と『交響的運動 第3番』が収録されている。後者はフルトヴェングラーに献呈されたもので、具体的イメージはなく抽象的な「運動」イメージが描かれる。 オネゲルの交響曲全集はデュトワにお洒落な録音があるのだが、わたしは田舎っぽいボド/チェコフィル盤を好んでいる。このお洒落でないところがオネゲルらしいと感じるからだ。もちろんうまさにかけては申し分ない。音色の渋さと手応えで選んだのである。アンセルメが全曲録音しておいてくれたらとも思うが、しかたない。 |
Czech Philharmonic Orchestra |
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| <CD1> 1. Symphonie no.1(1930) 2. Symphonie no.2(1941) 3. Symphonie no.3 "Liturgique"(1945-46) |
<CD2> 1. Symphonie no.4 "Deliciae Basilienses"(1946) 2. Symphonie no.5 "Di tre re" (1950) 3. Pacific 231 (1923) 4. Mouvement symphonique no.3 (1933) 5. Prelude for Tempest (1923) |
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Max
Reger: Mozart Variations, Boecklin Suite Staatskapelle Dresden/ Bongartz よく無愛想といわれるマックス・レーガー(1873.3.9-1916.5.11)の、これはわかりやすい作品2曲の組み合わせ。『モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ 作品132』(1914)は『ピアノソナタ 第11番』、つまり「トルコ行進曲つき」の主題を借用したもの。もちろんあのソナタは第一楽章が変奏曲になっているわけだが、レーガーはその変奏主題にオーケストレーションを施し、大管弦楽のための30分を超す大変奏曲を創り出した。モーツァルトが書いた優美な主題は大切に扱われ、驚くような改変は行われていない。レーガーはシンプルな原曲にさまざまな声部を書き加えて装飾していく。結果的に音楽は複雑になっていくのだが、美しく細やかなフレーズや音色の変化に聴き惚れているうちに8つの変奏が終わってしまう。最後のフーガ部分は10分近くかかり、対位法の名手レーガーらしいよく書き込まれた重厚な多声音楽になっている。 『ベックリン組曲 作品128』は『アルノルト・ベックリンによる4つの音画』が正式名称。ベックリンの絵画作品4つを選び、その印象を曲にしたものだ。曲は順番に「ヴァイオリンを弾く隠者」「波の戯れ」「死の島」「バッカナール」。3番目の曲はラフマニノフの管弦楽曲と同じ素材。ソロヴァイオリンの活躍する第1曲はレーガーが後期ロマン派の作曲家であることを如実に示すもので、半音階を多用した神秘的な魅力に満ちている。第2曲は波と戯れる妖精たちが描かれる。第3曲は不気味さの表出が巧み。そして最終曲はバッカスの祭の狂乱。かれはこの曲をみずから「シュトルム・ウント・トランク(疾風と酒宴)」と評したという。多くの声部が入り乱れ、リズムは交錯し、和声も酔ったような変幻をみせ、混沌のうちに曲を終える。 1. Variations and Fugue on a Theme of Mozart, Op.132 (1914) 2. Four Tone Poems after Arnold Boecklin, Op.128 (1913) |
Staatskapelle Dresden |
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