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ボブ・コンティ

Jazz Relaxante
Bob Conti/ Alphonso Johnson/ Federico Ramos/ Tom Walsh

タイトルからしてリラックスしたジャズだって主張している。曲目の約半数がジャズ・スタンダードだからな〜。でもあと半分はラテンの有名曲だし、ラテン・パーカッションとギターが前面に出てるし、一般的ジャズイメージじゃない。
リラックスしたいときにはうってつけ。上質のBGMとしてもおすすめ。しかしちゃんと聴いても楽しめるのがこのアルバムの便利な(?)ところだ。4人ともうまいのだ。とくにフェデリコ・ラモスのギター。アコースティックのさわやかな音色とクリエイティヴなソロが充実感を味わわせてくれる。ボブ・コンティのパーカッションが控えめなのも聴きやすさの要因。
ところでこのアルバム、ジャケットが水着のお姉さんていうのがあるらしい。わたしはまだ実物に出逢っていないんだけど…。

 

Bob Conti, percussion
Federico Ramos, guitar
Alphonso Johnson, bass
Tom Walsh, drums

・Recorded in 2000
Vertical Jazz 5505-2

♪ Felicidade

Jazz Relaxante

ボブ・コンティのアルバム
An Evening with Sitting Bull
フェデリコ・ラモスは
Agua Azucarilloa y Aguardiente

 
  1. Night and Day
2. My Foolish Heart
3. My Romance
4. Meditation
5. All the Things You Are
6. What Now My Love
  7. Baia
8. Felicidade
9. Ain't Misbehavin'
10. Besame Mucho
11. Wave
 

Joao Gilberto: Aguas De Marco

ボサノバの原点、ボサノバのエッセンス、などという表現がぴったりのアルバム。もちろんジョアン・ジルベルトはボサノバの生みの親の一人。名盤は数多いが、ここに聴くジルベルトはギター弾き語りというまさにシングルモルト。リズムにしろ和声にしろ、そのエッセンスがストレートに聴きとれる。ジョビンの『三月の水』 のほか、ジルベルト・ジルやカエターノ・ヴェローゾなど他人の作品もいくつか採り上げられている。
輸入盤には録音データがない。歌詞も原語のみ。他のデータによると録音は1973年で、最後の曲に聴ける女声はミウシャのものだという。

 

Joao Gilberto: Aguas De Marco
三月の水

ゲッツ/ジルベルト
海の奇蹟
Joao Voz e Violao
Joao

 
  1. Waters of March
2. Undiu
3. Na Baixa do Sapateiro (Instrumental)
4. Avarandado
5. Falsa Baiana
  6. Pink Panther
7. Eu Vim da Bahia
8. Valsa
9. E Preciso Perdoar
10. Izaura

ユントス

Ivan Lins: Juntos

イヴァン・リンス1984年のアルバム。つまり勢いのあった時代のもの、ということになる。イヴァンの才能全開の作品だが、共演者の多彩さもこのアルバムのウリだった。MPB4、ジャヴァン、シモーネ、エリス・レジーナ、ベッチ・カルヴァーリョ、パティ・オースチン、ジョージ・ベンソンなど、まさにきら星のごとき面々。それだけイヴァンが広く認められていたということだろう。どれも熱の入ったセッションで楽しめる。
最近ジャズ・ミュージシャンが“The Island”のタイトルで採りあげることの多い(6)のほか、(8)や(12)など他のアルバムとは違うヴァージョンがおさめられているのも楽しい。

 

Juntos
ジュントス

今宵楽しく
Um Novo Tempo
Anjo De Mim

 
 

1. Abre Alas (Open Wings)
2. Bilhete (Message)
3. Somos Todos Iguais Nesta Noite
4. Formigueiro (Ant Hill)
5. Novo Tempo (New Times)
6. Comecar de Novo (Starting Over)
7. Juntos (Together)

  8. Dinorah, Dinorah
9. Bandeira do Divino (Holy Flag Procession)
10. Believe What I Say/Daquilo Que Eu Sei
11. Saindo de Mim (Leaving Me)
12. Desesperar Jamais (To Despair Never More)
13. Qualquer Dia - Vinheta (Someday)
ブラジルの水彩画

Toots Thielemans & Elis Regina: Aquarela do Brasil

早すぎる死が惜しまれるエリス・レジーナ。1969年にスウェーデンで録音された当アルバムは、かの女の遺産の中でもとくに魅力的なもののひとつ。当時ブラジルに傾斜していたトゥーツ・シールマンスとの顔合わせだ。
エリスの軽くてキュートな歌声とシールマンスののほほんとした歌、ギター、ハーモニカ、口笛がよく合っていて、くつろいだひとときが過ごせる。ジョビンやエドゥ・ロボ、バーデン・パウエルらの有名曲に混じって、シールマンスのオリジナルがひとつだけ入っている(9)。5/4の変拍子で、エリスのバンド Elis Cinco にひっかけた洒落と思われる。

 

Aquarela do Brasil
ブラジルの水彩画

エリス&トム
コモ・イ・ポルケ
人生のバトゥカーダ
Elis, Essa Mulher

台風エリス

 
  1. Wave
2. Aquarela do Brasil
3. Visao
4. Corrida de Jangada
5. Wilsamba
6. Voce
  7. Barquinho
8. O Sonho
9. Five for Elis
10. Canto de Ossanha
11. Honeysuckle Rose
12. Volta
 
ヴィニシウス・ジ・モラエス

Vinicius de Moraes: Grabado en Buenos Aires

ヴィニシウス・ジ・モラエスが1970年、マリア・クレウザ、トッキーニョとともに出演したブエノス・アイレスでのライヴ。往年の人気盤の復活である。LPは長いこと入手不可能だったため「幻の名盤」と化し、買いそびれたファンはしかたなくFMからエアチェックして聴いていたものだ。
この顔ぶれの録音としては初期のもの。今聴くとバックのミュージシャン(現地調達らしい)がいまいちで、こんなものだったかなあというのが正直な感想だ。しかしヴィニシウスのヒット曲が次々と出てくるし、クレウザはチャーミング、トッキーニョのサポートもうまい。旧来のボサノバからの脱却が図られていた時代の貴重な記録としても、遺しておきたい一枚ではある。

 

Vinicius de Moraes, vocals
Toquinho, guitar and vocals
Maria Creuza, vocals
Mario Fernandez, bass
Enrique Roizner, drums

・Recorded in 1970 (Live)

同じ顔ぶれで
Vinicius de Moraes

これもお洒落
Vinicius & Odette Lara

 
 

1. ワールドカップ
2. フェリシダージ
3. トマーラ
4. なんと素晴らしい
5. 裏山の涙
6. ビリンバウ/コンソラソン
7. イレーニ
8. オサーニャの歌

  9. イパネマの娘
10. プレリュードのサンバ
11. カテンデー
12. チュニジアのワルツ
13. エウ・セイ・キ・ヴォウ・チ・アマール
14. わたしの恋人
15. もしもみんながあなたと同じなら
ブルー・ボッサ

Ana Caram: Blue Bossa

アナ・カラン2001年録音のレトロスペクティヴなアルバム。タイトル曲はトランペッター、ケニー・ドーハムの作品である。ジョビン、バーデン・パウエル、ドリバル・カイーミもあるし、ジャズ・スタンダードもある。アコースティックな小編成バンドもジャズ風味の伴奏をつけている。パウロ・レヴィのサックスがお洒落だ。
アナの歌もジャケ写そのままの普段着スタイル。クラブ・ミュージックみたいなところはないので“Sunflower Time”でかの女を知った人は驚くかも知れない。ふわっと軽やか、ほんのりセクシー。休日の午後にぴったりの雰囲気。

 

Ana Caram, vocals and guitar
Paulo Levi, saxophone
Nelson Faria, guitar
Cliff Korman, Fender piano
David Fink or Joe Fitzgerald, bass
Paulo Braga, drums

・Recorded in 2001

Blue Bossa
ブルー・ボッサ

雰囲気のちがうこれも
おいしい水

 
  1. Desafinado
2. Blue Bossa
3. Triste
4. Corcovado
5. So Tinha De Ser Com Voce
6. Inutil Paisagem
  7. Fly Me To The Moon
8. Anjo De Mim
9. The Telephone Song
10. O Vento
11. So Por Amor
12. Pura Luz
 
ハリウッド・リオ

Ana Caram: Hollywood Rio

2004年2月録音。“Blue Bossa”と同じレトロ路線で、今回は『カサブランカ』など古い映画から採られた曲が多い。ビートルズ(3)やジャズ・ナンバー(4)も入っている。仕上がりのジャズっぽさは前作同様だが、こちらはアレンジ、プログラミングのミシェル・フライデンソンが主導権をにぎっている。個性的なピアノソロもフライデンソンと思われる。
おなじみの曲もポルトガル語で聴くと新鮮。軽い歌い方だしスローな曲が多いので、聴いているとアンニュイな時間が流れていく。ただ前作ほどナチュラルな感じがないのはアナが慣れていないのか、バックがアコースティックじゃないからか。オリジナル曲(8)が一番のびのびしているように感じる。

 

Ana Caram, vocals
Lawrence Feldman, sax & flute
Michel Freidenson, programming

・Recorded in 2004

Hollywood Rio
ハリウッド・リオ

 
  1. Estate
2. Summer Knows
3. Here, There and Everywhere
4. I'm Getting Sentimental Over You
5. The Shadow of Your Smile
6. Raindrops Keep Falling on My Head
  7. Linda
8. Tempero Brasileiro
9. Smile
10. As Time Goes By
11. I Will Wait for You
12. Pra Voce
 
アストラッド・ジルベルト

Astrud Gilberto: Look to the Rainbow

アストラッド・ジルベルトとギル・エヴァンスという組み合わせ。ギルはすでにマイルズと“Quiet Night”を録音しており、ボサノバのアレンジは初めてではなかった。よくこなれた多彩なアレンジで、ギルならではの独創的なバックグラウンドを提供している。オケのメンバーの記載がないがかなりの腕達者を揃えているようだ。
ビリンバウを使用した(1)から個性的なギルの世界が始まり、もの憂いジルベルトのヴォーカルがふわっとかぶさってくる。スローな(2)や(4)でもボサノバの和声にこだわらず現代音楽っぽいハーモニーでまとめてしまうあたり、ジャズ界の鬼才の面目躍如といったところ。思えばこのころはジャズとボサノバの蜜月時代だった。
(12)から(17)までの6曲はワルター・ワンダレイとのアルバム“A Certain Smile, a Certain Smile”から採られたもの。ワンダレイの大ヒット『サマーサンバ』を歌っているほか、シャンソン『ポルトガルの洗濯女』が採りあげられているのが珍しい。(14)は上記エリス・レジーナの(2)と同じ曲。エリスの可憐さに対し、ジルベルトは大人の女の余裕をみせる。

 

Astrud Gilberto, vocals
Orchestra arrangements by
Gil Evans & Al Cohn (9 & 10)
Walter Wanderley trio (12-17)

・First released in 1966 & 67

Look to the Rainbow
ルック・トゥ・ザ・レインボウ

名曲ぞろいのこちらも
おいしい水
いそしぎ

 
  1. Berimbau
2. Once upon a Summertime
3. Felicidade
4. I Will Wait for You
5. Frevo
6. Maria Quiet
7. Look to the Rainbow
8. Bim Bom
9. Lugar Bonita (Pretty Place)
  10. Preciso Apprender a Ser So
11. She's a Carioca
12. A Certain Smile
13. A Certain Sadness
14. Nega Do Cabelo Duro
15. So Nice (Summer Samba)
16. Voce Ja Foi a Bahia?
17. Portuguese Washerwoman
 
アストラッド・ジルベルト

Astrud Gilberto: Beach Samba

上記アルバムの翌年のリリース。こちらはデオダートとセベスキーのアレンジだからだいぶテイストが異なる。ストリングスも入ってソフトな仕上がり。ジャズに慣れていない(というよりギル・エヴァンスに慣れていない)人には聴きやすいだろう。少なくともさわやかさ、軽さはこちらが上。
アレンジャーの違いはそれほどでもない。セベスキーのほうが若干ヨーロッパ風とは言える。おたがい工夫を凝らしたアレンジ合戦で聴き応えがある。バンドメンバーにはシールマンスやヒューバート・ロウズ、ロン・カーター、グラディ・テイトらが名を連ね、極上のバックだ。ジルベルトもノリがいい。(11)の息子とのデュオ(ラヴィン・スプーンフルの作品)もかわいらしい。
(13)から(17)がワルター・ワンダレイとのアルバム“A Certain Smile, a Certain Smile”から採られたもの。つまり上記“Look to the Rainbow”と合わせてLP3枚分ということになる。

 

Astrud Gilberto, vocals
Orchestra arrangements by
Eumir Deodato & Don Sebesky
Walter Wanderley trio (13-17)

・Recorded in 1966 & 67

Beach Samba
ビーチ・サンバ

ワンダレイとの共演は
輸入盤で
A Certain Smile, A Certain Sadness
国内盤で
サマー・サンバ+2

デオダートを聴くなら
ウィンディ

 
  1. Stay
2. Misty Roses
3. The Face I Love
4. A Banda (Parade)
5. Oba, Oba
6. Canoeiro
7. I Had the Craziest Dream
8. Bossa Na Praia (Beach Samba)
9. My Foolish Heart
  10. Dia das Rosas (I Think of You)
11. You Didn't Have to Be So Nice
12. Nao Bate O Corocao
13. Tristeza (Goodbye Sadness)
14. Call Me
15. Here's That Rainy Day
16. Tu Meu Delirio
17. It's a Lovely Day Today
 
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